函館ななえシードル　香り仕込みケルナーSparkling

大沼国定公園を有する函館近郊の七飯町は、果樹栽培の歴史が古く、北海道内有数のリンゴ産地として有名。その七飯町の醸造製造元「はこだてわいん」では、リンゴを主原料にした発泡性ワイン、その名も「函館ななえシードル」を2008年から販売しています（500ml 直営店参考価格 1320円）。果実の香り高く、すっきりとした飲み口。ワイン通のみならず、幅広い世代に受け入れられ、今では看板商品となっています。シードルのコンクール「第６回フジ・シードル・チャレンジ⁡」で最高賞である「トロフィー賞」と「ゴールド賞」を受賞した商品です。

原料となるリンゴは、地元七飯町産で、酸味、甘味、香味のそれぞれに特徴がある品種をブレンドしています。仕込み時には、砕いた果実を皮ごと一定期間浸けた後、搾り出した果汁を冷却タンクで凍結濃縮。醗酵管理の工程を経て、糖分や添加物を一切加えずに仕上がったお酒は、まるで丸かじりしたリンゴのような味わいです。アルコール度数は8％と一般のワインに比べて低めで、透き通った琥珀色の見ために加え、リンゴ果実の香り、きめ細かな泡立ちと爽やかな口当たりは、気軽に楽しめるのが特徴です。

 

このほか、はこだてわいんのスパークリングワインとしては、「香り仕込みケルナーSparkling」があります（720ml 直営店参考価格2640円）。北海道余市町で収穫された白ブドウ「ケルナー種」を100％使用。凍結濃縮した葡萄果汁を発酵後期に加えて、通常の白ワインより低温管理を行うことでじっくりと発酵・熟成管理させ、奥行きのある味わいと果実のフレッシュな香味を併せ持つ、スパークリングワインになりました。味のタイプはやや甘口で和洋食問わず、幅広い料理に合わせられます。

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