140105M01-thumb-500x375-23360.jpg

駒ヶ岳を望むゲレンデでロングコースを滑る

  • あなたのテーマでディープな函館
  • 冬遊び・スノー・アクティビティ
140105M01.JPG
函館から車で約1時間、大沼をはさんで駒ヶ岳と向かい合う横津岳に、「函館七飯スノーパーク」があります。
 
北海道でスキー場といえば、ニセコ、キロロ、ルスツ、トマム......とメジャーどころがいろいろありますが、函館のこんなに近くでもスキーができるんです。なんといっても、美しい姿の駒ヶ岳を目の前に、ゴンドラ1本で約4㎞のロングコースを下りられる魅力的なゲレンデ。冬の観光に、もうひとつの楽しみが加わります。
 
天気にも恵まれた2014年の1月、シーズンはじめの一日をレポートします。
 
◆函館からJR+無料シャトルバスに乗って、1時間で到着

110103deepK02.jpg 140105M02.JPG 110103deepK04.jpg

今回は、函館からJRを利用しました。8時17分発函館本線、長万部行きの各駅停車。1両だけの電車は、スキーをする人やボーダーなどで、ほとんど満員です。峠を越えてトンネルを抜けると、駒ヶ岳の美しい姿!気分がぐぐっと盛り上がります。
函館から40分で大沼駅着。駅前で待っている無料シャトルバスに乗り換えたら、15分ほどでゲレンデ到着です。
 
 
◆ゴンドラで一気に最上部へ。窓の外もいい眺め

140105M03.JPG 140105M04.JPG

ウェアに着替えてスキーをレンタル。10時前には準備完了で、さっそくゴンドラに乗り込みます。
ここのゴンドラは、全長なんと3319mで日本最長クラス! 15分足らずで標高1000m近くまで上ります。長いと思われるかもしれませんが、林間を一直線に上っていく途中の景色もなかなか素敵です。6人乗りの向かい合った席で、進行方向に背を向けて座るとラッキー!今来た方向に見える駒ヶ岳が、空にずんずんせりあがってくるように見えます。
 
ゴンドラに乗り合わせた50代くらいの男性に聞いてみると、「函館から車で来て、朝一のリフトで上がったら、駒ケ岳がくっきりと全部見えてたよ。1シーズンに何度も来るけど、午前中が勝負。天気もいいし、人も少ないし。今日はこれで3本目。飽きるほど滑って、お昼には帰るよ」。
 
 
◆目の前の絶景を楽しみながら、マイペースで4㎞を滑降
   
140105M05.JPG 140105M06.JPG
終点でゴンドラを降りると、そこは樹氷が輝く別世界。降り口にこそ、スキーヤーやボーダーがたむろしていますが、ゲレンデは広々。ほとんど混みあうこともなく、自分のペースで滑ることができます。途中は、正面に駒ヶ岳の雄姿を望み、緩斜面が続くからまつ林、遥か彼方に見える噴火湾(快晴の日には、室蘭や羊蹄山まで見えます!)、眼下の凍結した大沼など、ナイスビューの連続。滑る楽しみだけでなく、景色を眺める楽しみも満喫できます。
 
このスキー場は、上から下まで、上・中級者コースのほかに必ず迂回コースが設けられていて、初級者でも気持ちよく滑ってこられるのが特徴。ゴンドラ終点から下までは、いくつかのルートをたどることができて、1回1回新鮮な気持ちでチャレンジが可能です。ただし、全長約4kmのロングランですから、下まで滑り切る時間には人によって大きな差があります。ゴンドラの乗り口で見かけた看板には、「初心者の場合、2時間ほどかかることもあります」というような記載が......。私の場合は、少し立ち止まりながら30分、ノンストップでかっ飛ばせば20分で下りられました。様子がわかるまでは、少し時間の余裕をもって滑ることをおすすめします。
 
 
◆ゲレンデ目の前のレストランで、お昼休憩
110103deepK11.JPG 110103deepK12.JPG 110103deepK13.JPG 110103deepK14.JPG

10時前から2本滑ったところで、連れは休憩タイムを宣言。私はもう1本滑ることにしました。昼近くになって、そろそろゴンドラ乗り場に列ができ始めています。それでも5~10分待ちですから、苦にならないほどです。周りを見てみると、スキーとボード、ほぼ半々くらいの比率でしょうか。
 
お昼は、ゲレンデの目の前にあるレストランで。ふわとろオムライス900円、豚丼850円、豚汁350円など、おしゃれなメニューからガッツリ系まで、いろいろそろっています。
 
腹ごしらえがすんだら、もうひと滑り。結局、約5時間で合計5本を滑りました。4km×5本=大満足! コースの途中にレストハウスはありませんが、滑りやすく、景色も抜群。ストイックにガンガン下りる人や、仲間とワイワイやりながらピクニック気分で楽しむ人などには、特におすすめです。シーズンは3月下旬まで。函館からちょっと足をのばして、ダイナミックなロングコースを楽しみませんか。
 
関連記事
 函館七飯スノーパーク

2011/1/3公開
 
 

140105M07.JPG

函館七飯スノーパーク
亀田郡七飯町字東大沼666 電話0138-67-3355

 

・リフト・ゴンドラ料金(※シニア:55歳以上、中学生)
1日券(9~17時)一般4000円、シニア3000円、小学生1000円
5時間券 一般3500円、シニア2500円、小学生1000円
ほか
・レンタル料金
※( )内は、55歳以上と中学生以下
スキーかボードセット+ウェア 1日6000円(5500円)、5時間5500円(5000円)
スキーかボードセット 1日4000円(3500円)、5時間3500円(3000円)
ほか
・手ぶらでパック
スキーかボードセット+ウェア+1日券 
一般8000円、シニア7000円、小学生まで4500円

JRのおトクなきっぷ
「スキップ函館七飯スノーパーク」【販売終了】
 函館駅から3300円
(函館~大沼JR往復乗車券+無料シャトルバス利用+リフト・ゴンドラ1日券。
レンタル料金の割引、ソフトドリンク1杯サービス等あり)
問い合わせ:JR函館駅 0138-23-3085
参考:函館~大沼普通乗車券(片道)は530円

このサイトでは、ユーザーエクスペリエンスを向上させるためにCookieを使用しています。引き続き閲覧される場合は、当サイトでのCookie使用に同意いただいたことになります。 承諾する