函館の桜レポート2017「今日の函館公園」
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桜
函館の二大お花見スポットのうちのひとつ、函館公園。広々とした芝生敷きの噴水広場を中心に、ミニ遊園地&動物園、歴史的建造物と、見どころいろいろです。2018年の桜の開花は4月の終わりの予想。ちょうど大型連休のあいだが花の見ごろになりそうです。前年は4月27日に開花が発表になりました。2017年の「毎日レポート」、ご参考にお楽しみください。(上の写真は2017年5月5日撮影)
【4月27日(木)】
開花予想より少し遅めの咲き具合で、開花しているのはほとんどの場所でちらほらという感じ。屋台は29日からの予定ですが、一部の店では今日からやっています(19時まで)。
明治時代に建てられた旧函館博物館一号横の桜は、三部咲きくらいでしょうか。園内の古木には、木の幹に直接花がつく「胴吹き桜」が見られるものがあります。
動物舎のほうの桜は、かなり咲いています。ミニチュアホースやヤギ、クジャク、アヒルなどがいるほのぼのした場所で、家族連れに人気です。
【4月28日(金)】
噴水広場の周りの桜は、開花はまだこれからといった感じ。それでも、遠足でやってきた子供たちの元気な声が聞こえていました。週末もにぎやかになりそうです。
ミニ遊園地「こどものくに」の前には、だいぶん咲いている桜がありました。たわわについた花が、ずっしり重そう!
【4月29日(土・祝)】
大型連休が始まり、今日から函館公園の屋台も本格営業です。朝10時前から、焼き鳥や焼きそばのいい匂い! 子ども向けの屋台もいろいろあって、ファミリーで楽しめます。公園全体の桜はまだ二分咲き程度ですが、場所によっては満開に近いところもあります。
ミニ遊園地・こどものくにの遊具はレトロ感満点。咲きはじめた桜の下、大人も子ども心に返って楽しめます。これは開園直後の写真ですが、日中にかけて、子どもたちの笑顔がいっぱいになることでしょう。
旧図書館近くの桜並木も二分咲き程度ですが、シートを敷いてジンギスカンを楽しむグループや、屋台の食べ物をベンチで味わうファミリーなど、思い思いにお花見中です。
【4月30日(日)】
朝8時前の函館公園です。散歩のかたがたが挨拶を交わす、なごやかな雰囲気。右上に見えるのは公園が見渡せるあずまやで、お花見の期間、提灯がかかっています。
あずまやへ上る階段のあたりは、よく咲いています。
あずまやからの風景。広場の桜の咲き具合は、もう一歩です。公園の向こうには、津軽海峡や青森県の下北半島が望めました。
【5月1日(月)】
気持ちいい晴天になった函館公園。連休の谷間ですが、屋台のやきとり、おでん、たこ焼きなどを目指して、たくさんのかたがいらっしゃっています。
屋台通りの両脇のソメイヨシノは、ほぼ満開になりました。今年は35の屋台が出店しているとのことです。
白っぽい花のソメイヨシノにまじって、旧図書館前に色の濃いめの南殿(なでん)の花が咲きはじめました。八重の花びらがボリューム満点で、とても華やかです。
【5月2日(火)昼の部】
函館公園の噴水広場には、遠足の児童や園児たちが次々とやってきます。広場の周囲に桜の木がありますが、公園管理事務所によると、「今年は、鳥の食害があって、花のボリュームが少なめ」とのこと。場所によっては、すでに葉桜のところもあります。
ミニ遊園地・こどものくにの桜は今が満開。園内には12種類の大型アトラクションや小型の乗り物などがあり、小さな子どもでも安心して遊べます。
公園内をゆっくり散策しながら、レトロな建物と桜を眺めるのもお楽しみ。旧函館博物館一号横の桜も今が見ごろです。
【5月2日(火)夜の部】
昼間とはうってかわって、函館公園の夜桜ときらびやかな屋台の灯りは幽玄の世界です。仲間で、ファミリーで、カップルで......たくさんの人が繰り出していました。
屋台では、お好み焼きやたこ焼き、やきとり、おでん、チキンステーキなど、美味しいそうなものがいろいろ。みなさん、付近のベンチや芝生に腰をおろしたり、歩きながら、また桜を見上げながら、宴もたけなわです。
一方、噴水広場は落ち着いた雰囲気。園内に張り巡らされた提灯や噴水のライトアップ、函館山を行き交うロープウェイの灯りを眺めながら、静かにすごしたい人におすすめです。
【5月3日(水・祝)】
大型連休後半の初日、快晴に恵まれました。すりばち山のあずまや(展望台)に上がると、気持ちよさ満点! 噴水広場は、芝生にシートを広げたり、ベンチに腰を下ろしたりして、くつろぐ人でにぎわっています。
最高気温が21℃まで上がった今日の函館、噴水の周りで水遊びする子どもたちが気持ちよさそうです。すぐ横にミニ遊園地・こどものくにもあり、ファミリーの姿が目立ちました。
【5月4日(木・祝)】
今日もピカピカの晴天。屋台通りにはたくさんの人が詰めかけて、行列ができています。
旧図書館に続く広場には、ピクニックシートを広げてお花見を楽しむ人があちらこちらに。桜の花に新緑が混じったさわやかな光景が広がっていました。
ソメイヨシノは葉っぱが目立つようになってきましたが、ところによってはまだきれいな花を咲かせています。旧図書館に近い側(写真左手)は、ヤエザクラの並木。まだ開花していなくて、これから濃いピンクの花が楽しめそうです。
【5月5日(金・祝)】
こどもの日の5月5日、函館公園のミニ遊園地・こどものくには、朝からたくさんの親子連れのみなさんでにぎわっていました。特に観覧車や新幹線はやぶさのコーナーが大人気。このあたりの桜は、まだきれいな花をつけています。
こどものくにのシンボル、飛行塔。ぐるぐる回りはじめると、歩いている人の頭上に飛び出してきて、迫力があります。桜の枝にも手が届きそう。早くから咲いていた桜はそろそろ葉桜になっていますが、風が吹いてくると花吹雪が舞うのがきれいです。
園内には、幼児向けの遊具もあってほのぼのした雰囲気です。博物館脇の出入口近くの桜はボリューム満点、今が見ごろです。
【5月6日(土)】
桜が咲きはじめてから初めての雨の朝。お昼すぎには上がって、まぶしい日が差してきました。公園内のソメイヨシノは葉桜が目立つようになりましたが、旧博物館一号の前の桜はまだきれいな花をつけています。
旧図書館前のヤエザクラ、南殿(なでん)は花盛り。
ボリュームのあるピンクの花が華やかで、たくさんのかたがカメラを向けていました。花はしっとりと水を含んでみずみずしく、恵みの雨となったようです。
【5月7日(日)】
大型連休最終日の日曜日も快晴に恵まれて、函館公園の旧図書館近くの広場は、お花見を楽しむ人で大にぎわいです。ここの桜は遅咲きの関山(かんざん)で、濃いピンク色の花がこれから開花するところ。あと数日で見ごろになりそうです。
こちらは、今が満開の「オオシマザクラ」。真っ白な花びらとフレッシュグリーンの葉っぱがさわやか。
屋台と夜桜電飾は14日(日)まで。まだまだ遅咲きの桜と新緑のハーモニーが楽しめます。函館公園の毎日レポートはこの辺でひと区切りとしますが、関山が満開になったらまたお知らせする予定です。
【5月10日(水)】
旧図書館近くの広場では、遅咲きのヤエザクラ、関山(かんざん)が満開を迎えています。
濃いピンクのボリュームのある花がとても華やか。ソメイヨシノとはまた違った美しさです。
旧博物館一号に向かうしらかば橋近くにも、大きな関山の木があって、今が見ごろです。
【5月12日(金)】
市電の青柳町電停から歩いて2~3分の函館公園。その緩やかな坂道の両脇に、遅咲きのヤエザクラの木が植えられていますが、そろそろ満開を迎えます。低木のツツジもちょうど真っ赤な花をつけ始めて、公園に向かう足取りも軽やかに。
公園のすりばち山の展望台(あずまや)から。左に見えるのが、公園に向かうヤエザクラの並木です。園内でも、新緑に混じって、鮮やかなピンクのサクラがところどころに見られます。
函館公園の屋台と電飾は今週末までです。
2017/4/27公開
⇒桜レポート2017「今日の五稜郭公園」はこちら
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