函館出身YUKIさんの、ゆかりスポットを訪ねる
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ゆかりの人
函館出身のアーティストで、元JUDY AND MARYのボーカルYUKIさん。2017年7月、ソロ活動15周年を記念したライブツアーのファイナルが、念願の函館アリーナで行われます。学生時代、YUKIさんの歌をよく聴いていた「はこぶら」記者がおすすめする、YUKIさんゆかりのスポットを紹介します。函館に来られる際に、ぜひ訪ねてみてください。
(YUKIさんが思い浮かべる函館の風景、大森浜から見る函館山)
◆ふるさとの景色の代表、大森浜
YUKIさんが育ったのは、函館山から東へのびる津軽海峡に面した海岸、大森浜沿いにある町のようです。大森浜とは、立待岬がひかえる住吉町から、湯の川温泉、松倉川河口付近までを指し、彼方に青森県の下北半島を望む海が広がります。かつては付近一帯に砂山が広がっていたことから、砂の盛り上がる「大盛り」にちなんで名づけられました。
YUKIさんは現在、シンガーソングライターとして活動していますが、歌詞によく登場するイメージが「大森浜から見た風景」。特に、大森浜から見る函館山が印象に残っているようです。
大森浜の中ほど、日乃出町には、海岸線に沿うように広がる啄木小公園があります。やはりこの地を愛した石川啄木の銅像が、函館山を背にして建っています。
公園駐車場からは、砂浜に降りる階段があり、空模様のいい日には砂浜を歩くことも可能。YUKIさんと同じような気持ちを味わえるかと思います。
◆定番中の定番スポット、Green Gables
初夏になると、店外にバラの花があふれる美しいカフェ、Green Gables(グリーンゲイブルス)。函館山のふもとにあり、YUKIさんが高校・短大時代に通ったことで知られています。
お店のかたとファッションについて話をしたり、テーブルで手紙を書いて過ごしたりしていたそうです。
お店の一部には「YUKIコーナー」が設けられていて、訪れたファンのかたが書いたノートは、数十冊にもなります。
コンサートでゲットした銀テープにメッセージを書いたり、記念のグッズなどを置いていくかたもいらっしゃいます。
ちなみに、YUKIさんは店主さんが作るシフォンケーキが大好きとのこと。お店を訪ねたときは、必ずといっていいほど頼んでいたそうです。ふんわりとやわらかなシフォンケーキにフルーツが添えられています。
YUKIさんの直筆メッセージには最高ランクの5つ星が!
◆YUKIさんの母校、遺愛学院
市電「杉並町」電停そばにある遺愛学院は、YUKIさんが卒業した高校。
正門から松並木を抜けて正面にある本館は、サーモンピンクの板壁に白い窓枠が映える、アメリカンスタイルの建物で、4本の円柱などの装飾的な玄関ポーチが印象的です。築100年を超えた今も現役で活躍していて、CMや映画の撮影場所としてもよく使われます。
敷地内には、アメリカンスタイルの洋館、宣教師館(通称ホワイトハウス)があり、本館とともに国の重要文化財にも指定されています。
一般の学校なので、ふだんは敷地内に入ることはできませんが、毎年夏に一般公開が行われており、多くのかたが訪れます。
◆YUKIさんにとってのソウルフードいろいろ
1981(昭和56)年創業、湯の川温泉からほど近い、昔ながらのカフェ。
口に触れた瞬間のすきっとした冷涼感と、さっぱりした味が忘れられない、テイクアウトのソフトクリームが人気。YUKIさん以外にも、テレビ番組のロケで有名人がよく多く訪れています。
市内近郊に14店舗を展開するコンビニエンスストア。西部地区のベイエリア店にはイートインスペースがあり、できたての函館名物「やきとり弁当」を味わうことができます。
元祖「たれ」味は、香ばしくてほんのり甘いタレの香りが食欲をそそり、くせになる味です。
赤レンガ倉庫群から石畳の道を函館山側に歩いた突き当たりにある、函館のカフェ文化の先駆け的存在。1976(昭和51)年に、大正時代の郵便局の建物を改装して始められ、40年以上にわたって地元で愛されつづけています。
山盛りのバターライスの上に、グリルしたソーセージがのり、その上からたっぷりとミートソースのかけられた「シスコライス」が人気。
函館発のご当地ハンバーガーレストラン「ラッキーピエロ」。ラキピ、ラッピの愛称で親しまれ、観光客のかたや地元市民でいつもにぎわっています。注文を受けてから作り始める「オーダーメイドシステム」で、少々時間はかかりますが、いつでもできたて熱々が味わえます。
人気No.1メニューは、北海道産の鶏のから揚げに、函館市の隣・北斗市で獲れたシャキシャキのレタスがたっぷりの「チャイニーズチキンバーガー」です。
2017/6/30公開