新刊続々! 訪ねたくなる函館本ガイド
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あなたのテーマでディープな函館
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ガイド・観光案内
北海道新幹線開業と前後して、函館をテーマにした書籍・ムック本が数多く出版されています。書店によっては「函館コーナー」を設けているところもあるほどです。そこで、はこぶら編集室が選んだ、一般の旅行ガイドブックとはひと味違った8冊をご紹介しましょう。ページをめくるたび、飾らない函館の魅力が感じられ、函館に行きたくてウズウズしてしまうかもしれませんね。(掲載順は発行日の新しいものから。2023年現在発売されていないものも含みます)
peeps hakodate/著 CCCメディアハウス刊
2016/4/5発行 A5判168ページ 税込1620円
「日本タウン誌・フリーペーパー大賞」受賞のローカルマガジン「peeps hakodate(ピープス函館)」の取材記事をまとめた1冊。いつまでも残したい函館の風景や、函館の奥深い食文化、海と大地の話、愛すべき人々にフォーカスを当て、街の魅力を美しい写真と地元視線のあたたかい文章で伝えています。特に、街を陰で支える人々の声には説得力あり。
◆散歩の達人mook 函館 札幌 小樽さんぽ
交通新聞社著・刊
2016/4/1発行 A4判変形128ページ 税込960円
市電沿線の見どころ、市場、温泉、老舗グルメのほか、新名所も網羅。さらには札幌、小樽情報も加えたお得な1冊。地元の編集者が制作に携わり、地元の人でも知らないようなディープなネタも充実しています。散歩するように旅を楽しむことができるイラストマップつき。函館と周辺地域を紹介した45ページと、3市合わせての企画ページもあり。
江澤香織/著 ダイヤモンド・ビッグ社刊(地球の歩き方BOOKS)
2016/4/1発行 A5判144ページ 税込1404円
食・旅・クラフトをテーマに活動するライターが、「大人女子目線」で厳選した「青森・函館のとっておき」を集めました。函館では、レトロな建物と風景、ものづくり、おいしいお楽しみを訪ねて街めぐり。異国の香りをただよわせながら、どこか懐かしい空気感を伝えています。函館と周辺地域の紹介は54ページ。
◆会いに行く味
takaë/文・写真 エイチエス刊
2016/3/30発行 四六判140ページ 税込1485円
札幌を拠点に活動するフォトエッセイストが、「道南地方のお菓子をめぐる出会いの旅」をかわいいサイズの本にまとめました。和菓子や郷土菓子・伝統菓子を作り出す42店を紹介。お菓子ひとつひとつにまつわる物語や風景などの背景に、作り手のこだわりが感じられます。函館をはじめとする渡島・桧山エリアからは20店の紹介。
大西 剛/著 新函館ライブラリ刊
2016/3/18発行 A5判80ページ 税込1000円(電子書籍は税込601円)
京都から函館に移住した著者が「超不親切」と明記しながら、暮らしてみての細やかな目線で函館の魅力を掘り起こした街案内。行き方も、問い合わせ先も載っていませんが、「蔦の絡まる猫のバー」「幻ホテル」「禁じられた山」「函館の展望台」など、気になる見出しに惹かれて、自分で見つけにいきたくなります。雰囲気のある写真も見ごたえ満点。
◆函と館(はことたて)
細萱久美/著、野川かさね/写真 平凡社刊
2015/11/18発行 A5判変形144ページ 税込1512円
「表夜景」と「裏夜景」、「ラッキーピエロ」と「ハセガワストア」、「トラピスチヌ修道院」と「トラピスト修道院」のように、函館や周辺地域で見つけた100のスポットやアイテムを対にして、50のテーマで紹介したガイドブック。「雑貨のプロ」である著者の視点で、函館で見つけた「かわいいもの」の紹介も見どころです。
でざいんるーむ/著、髙橋ゆかり/写真 メイツ出版刊
2015/9/30発行 A5判128ページ 税込1728円
「美食の街、函館」に特化したグルメガイドブック。函館を中心に近隣の北斗市・七飯町を加えて、ワンランク上の時間を楽しむために厳選した全58軒は、老舗の名店から穴場の話題店まで幅広く網羅しています。各店見開き2ページずつ掲載。デート、女子会、接待、特別な日に......など、具体的な「おすすめのシーン」が添えられた、役立つ1冊。
草苅いづみ/著、高橋ゆかり/撮影 メイツ出版
2014/10/20発行 A5判128ページ 税込1728円
函館のとっておきの雑貨店・カフェを網羅した、特に女性必携の1冊。マップもわかりやすく、初めてでも迷わずにたどり着ける工夫があります。函館在住のライターとカメラマンがセレクトした58軒を、見開き2ページずつに掲載。詳細に説明された見どころを参考にして、ワクワクするような「カフェ&雑貨めぐりの旅」に出かけたくなります。
2016/4/13公開