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夜景と街並みを満喫、函館ナイトドライブ

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函館の夜の街並みは、ライトアップされた建物や坂道が、昼間歩いた風景とはひと味違った趣を見せてくれます。函館山のふもとの西部地区をぐるりとまわる夜のドライブコースを、地元に精通するまちあるきガイドである「はこぶら」記者がご紹介しましょう。22時(10月からは21時)をすぎると、函館山登山道の交通規制も解除されて、車で夜景を見に行くこともできます。夜遅くまで開いているカフェやレストランもお教えますよ。
(夜はきらめく街明かりが美しい八幡坂)
 
◆函館駅前からベイエリアへ「開港通り」からスタート
JR函館駅西口から金森赤レンガ倉庫まで、約5分
 
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開港通りは、JR函館駅・函館朝市から、金森赤レンガ倉庫のあるベイエリア、二十間坂下までの約1キロの道路。江戸時代末期に日本でいち早く開港した函館ですが、街の発展の原点は『港』であり、今後、この通りが開港したときのように発展して欲しいという想いから2014年に愛称がつけられました。
 
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沿道には、雰囲気のある建物の飲食店が続きます。レンガ造りの地ビールレストラン、はこだてビール
 
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海鮮丼、塩ラーメン、ジンギスカン、スープカレーなど7店舗があり、北海道ならではの料理が味わえる複合飲食施設、函館ベイ美食倶楽部
 
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レンガ造り2階建ての旧函館郵便局舎の、はこだて明治館。いずれも地元市民や観光客のかたでにぎわっています。
 
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はこだて明治館を過ぎたら、交差点を右折し、金森赤レンガ倉庫群へ。ベイエリアに建つ函館の代表的な観光スポットで、1907(明治40)年の大火のあと、不燃質のレンガ造りの倉庫として再建されたのが、現在の建物です。
 
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現在はショッピングモール、ビアホール、イベントホールなどとして活用されています。金森赤レンガ倉庫の大型駐車場は19時半までの営業。ベイエリアで24時間出入庫可能な駐車場は、タイムズ駐車場などがあります。
 
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冬には倉庫の目の前で、一大イベント「はこだてクリスマスファンタジー」が開催されます。
 
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赤レンガ倉庫の向かいには、港に面してラッキーピエロ マリーナ末広店があります。ベイエリア周辺は、車、歩行者とも交通量の多いところですので、周囲に充分気をつけて通行しましょう。また、標識などの確認もお忘れなく。
 
 
◆港沿いに建つ、雰囲気満点の古建築カフェやレストラン
金森赤レンガ倉庫からROMANTiCO ROMANTiCAまで、約5分
 
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赤レンガ倉庫群を後にして、西波止場近くの交差点を右折し、函館港を見ながら、車を走らせると、右側に見えてくるのが函館港内へ突き出た旧桟橋(東浜桟橋)。ベイエリアの夜景を楽しめる絶好のスポットです。こちらの周辺には駐車場がありませんのでご注意ください。
 
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さらにまっすぐ進むと、古きよき時代の雰囲気が残る古建築カフェやレストランが左手に並んでいます。モスグリーンの木造洋館、MOSSTREES
 
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3連アーチが美しい白い洋館、JOE&RACCOON。※閉店して外観のみ見学可
 
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重要文化財に指定されている、蔵造りの太刀川家住宅店舗
※2019年に貸スペースと一棟貸しのゲストハウスとなりました。
 
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ブルーのレトロな外観のROMANTiCO ROMANTiCA。店によっては、夜遅くまで開いているところもあるので、ドライブ途中に立ち寄り、ひと休みするのもいいですね。
 
◆電車通りの博物館や資料館などもライトアップ
ROMANTiCO ROMANTiCAからまちづくりセンターまで、約5分
 
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ROMANTiCO ROMANTiCAを過ぎたら左折、市電通りに出たら再び左折し、十字街方向に進みます。基坂下でライトアップされているのは、モスグリーンの色合いが特徴的な相馬株式会社
 
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この通りは、大正から昭和にかけての旧金融街。オレンジ色の街路灯が異国情緒漂う街並みと見事にマッチして、照らしだす景色には温かみが感じられます。
 
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左手には、かつての日本銀行函館支店の建物を活用した北方民族資料館や、函館市文学館などのクラシカルな建物が。
 
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右手には、明治時代のハイカラ文化を今に伝えている市立函館博物館郷土資料館(旧金森洋物店)が見えます。これらの建物は、日没から夜10時までライトアップされていて、昼間とは違った街の雰囲気が楽しめます。
 
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十字街に近づくと、右手にひときわ目を引く函館市地域交流まちづくりセンターの建物が。21時まで開館していて、1階には観光パンフレットが並べられ、情報検索コーナーやインフォメーションなど、地域情報の発信の場として、多くのかたに利用されています。
 
◆高台に上がって、異国情緒あふれる元町教会群
まちづくりセンターから公会堂まで、約10分
 
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まちづくりセンターから電車通りを少し戻って二十間坂を左折、突当りをさらに左前方に上って、行き止まりと右折すると、その奥には元町教会群の1つ、函館聖ヨハネ教会があります。
 
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教会の駐車場入り口前を左折して急な坂道を上がり、すぐに右折して1本目の坂道・チャチャ登りから3つの教会を眺められるスポットに到着。このコースは、地元のタクシードライバーもおすすめするひとつです。
 
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坂道を下りると、正面左手にすらりとした鐘楼が特徴のカトリック元町教会
 
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その手前を左折すると、左手に函館ハリストス正教会」も見えてきます。これらの教会群も、おおむね日没から夜10時までライトアップされており、厳かな雰囲気を醸し出しています。カトリック教会とハリストス正教会の間の道は「港が丘通り」。ノスタルジックな港町の風景を楽しめることから、日中は多くの観光客のかたが歩いています。
 
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港ヶ丘通りを元町公園方面に行くと、函館西高校の前にある坂上に出ます。テレビや映画、CMのロケなどでもおなじみの八幡坂です。坂の下には函館港と函館市青函連絡船記念館摩周丸が見えて、函館の坂の中でもっとも美しいといわれる景色が広がります。
 
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さらに通りを進むと、左手にはライトアップされて鮮やかに浮かび上がる旧函館区公会堂が。1910(明治43)年に建てられた洋館で、重要文化財に指定されています。
 
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公会堂の向かいには、市民の憩いの場元町公園。公園の上から見える市街地と港の夜景は、ちょっとした穴場ビュースポットのひとつ。ゆっくり眺めたいときは、公園下の観光駐車場へ。広場式(函館市元町33番)は24時間営業です。
 
 
◆いよいよクライマックス! 極上の夜景を楽しめる函館山山頂展望台
元町公園から函館山山頂駐車場まで、約20分(渋滞していない場合)
 
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夜のドライブもいよいよ佳境に。函館山展望台へ向かいます。元町公園から二十間坂まで戻って坂道を上り、ロープウェイ山麓駅を通り過ぎて、函館山登山道へ。山頂へはロープウェイや路線バスで向かうのが一般的ですが、登山道の車両規制が行われている時間(17~22時。10月からは21時まで)以外は、乗用車やレンタカーでも自由に行くことができます。
 
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登山道の暗闇を走り抜けて、途中の2合目、7合目付近から見える街並みを楽しむうちに、山頂駐車場に到着。車を停めて、いざ展望台へ。山頂駐車場の利用は無料。営業時間は24時間ですが、登山道規制時は駐車不可。
 
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屋外展望台に上がると、函館市とその近郊を一望でき、凛とした空気にきらめく夜景を楽しめます。日によっては冷たい風が吹くこともありますので、羽織るものを持参し、防寒対策をして出かけることをおすすめします。なお、この時間は展望台内のショップやレストランは営業を終えています。
 
【今回のドライブマップ】
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1はこだてビール 2ベイ美食倶楽部 3明治館 4金森赤レンガ倉庫群 5ラッキーピエロマリーナ末広店 6西波止場 7旧桟橋 8MOSSTREES 9JOE&RACCOON 10TACHIKAWA CAFE RESTAURANT MAISON 11ROMANTiCO ROMANTiCA 12相馬株式会社 13北方民族資料館 14函館市文学館 15市立函館博物館郷土資料館 16函館市地域交流まちづくりセンター 17函館聖ヨハネ教会 18チャチャ登り上 19カトリック元町教会 20函館ハリストス正教会 21八幡坂上 22旧函館区公会堂 23元町公園 24函館山展望台 25(閉店) 26(閉店)
 
夜の西部地区ドライブ、いかがでしたか。走行だけで約1時間のコースですが、時間を気にせず気ままに見てまわり、自分だけのお気に入りスポットを探してみるのも楽しいですね。最後に、「小腹減った! ドライブの後に立ち寄れる夜遅くまで開いているカフェ&レストラン」をご紹介しておきましょう。(営業時間は平日の場合)
 
ラッキーピエロ マリーナ末広店(24時半まで) 
金森赤レンガ倉庫前にあるご当地ハンバーガーレストラン。開放的なロケーションが魅力的。
 
MOSSTREES(24時まで) 
地元女性にも人気のカフェレストラン。カレー、パスタなどの定番料理とパフェがおすすめ。
 
バルレストラン ラ・コンチャ(23時30分まで)
ベイエリアにあるスペイン料理店。地元の旬食材を用いた本場の料理が堪能できる。
 
和Dining井井(23時30分まで)
赤レンガ倉庫エリアにある、旬の素材を取り入れた創作料理が評判の「大人の隠れ家」。
 
イタリアンゴーゴー(23時まで)
ベイエリア中心部に建つカジュアルなイタリアンレストラン。1人でも入りやすい。
 
cafe CHI's(23時まで)
赤レンガ倉庫エリアの一角にある。四季折々のフルーツを使ったスイーツが人気。
 
スターバックス コーヒー 函館ベイサイド店(23時まで)
ベイエリアの一角に位置し、広々とした空間でのんびりとお茶を飲んで過ごせる。
 
茶店バー カフェ やまじょう(23時まで)
大三坂そばのこぢんまりとしたカフェ。ロケコーディネーターである名物店主が魅力。
 
 
2015/8/21公開

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