140818M01-thumb-500x375-26061.jpg

函館郊外の緑の中で、ファミリーキャンプ

  • あなたのテーマでディープな函館
  • アウトドア
140818M01.JPG
 
北海道旅行で自然をゆったり味わうには、や梁はりキャンプですが、未経験者にはハードルが高く感じられることも。
函館市街から車で約30分、空港から約10分の「白石公園はこだてオートキャンプ場」は、テントやマット、寝袋、テーブルやイスをまとめて借りられる「手ぶらパック」があり、初心者にもおすすめのキャンプ場です。近場に大きなショッピングセンターもあり、車で移動するファミリーの函館旅行でも気軽にキャンプが楽しめます。
 
はこぶらチームで体験した夏のキャンプをレポートします。
 
◆巨大ショッピングセンター「フレスポ函館戸倉」で買出し
 
140818M02.JPG
今回は、大人6人、子ども7人でキャンプに出かけました。キャンプ未経験の家族は何を準備したらよいのかも分からないレベルで、キャンプ経験者もテント張りなどを先導するのは初めてという顔ぶれです。
 
まずは函館空港から車で5分ほどの所にある大型ショッピングセンター「フレスポ函館戸倉」へ。スーパー「アークス」とホームセンター「DCM」で買い出しです。アークスでは肉や野菜などの食材、ホーマックではバーベキューに使う炭や花火を調達。「食べ切れるかなぁ」「これだけ人数がいるから大丈夫!」。食材の量に迷いながらも、買い出し完了です! 
 
敷地内にはドラッグストア「ツルハドラッグ」や回転寿司「すしまる」もあるので、怪我などに備えた手当て用品の購入や、軽く腹ごしらえをすることもできます。
 
 
140818M03.JPG 140818M04.JPG
 
バーベキュー用の肉、魚介、野菜、調味料などに飲み物。翌朝のパンとソーセージも購入。
レンタルのコンロセットで使う木炭と着火剤を購入。現地の売店で売っているものもあるので、迷ったらキャンプ場に相談を。
 
◆自然豊かで設備も充実「白石公園 はこだてオートキャンプ場」
 
140818M05.JPG
フレスポ戸倉を後にして、津軽海峡に面した国道278号を走り、海に近い丘の上のキャンプ場へ。石崎郵便局を右手に見てしばらく進み、緩やかな左カーブに入ると看板が見えてきます。約30分で到着。
 
センターハウスでチェックインをし、手ぶらパックのほか、BBQコンロセット、ランタンをレンタル。今回は食材を購入していきましたが、ラム肉と野菜のセット、たれ、ジンギスカン鍋をはじめとする調理器具がそろった「ジンギスカンセット」も、前日13時までに予約すれば用意してもらえるので、手ぶらでもキャンプが可能です。 
 
 トイレやシャワー、洗面台、コインランドリーなどが備わったサニタリー棟は明るく清潔感があり、気持ちよく使えます。男女両方の棟にベビーベッドがあるのも、赤ちゃん連れまで歓迎してくれる心遣いを感じます。
 
 
140818M06.JPG 140818M07.JPG
 
売店では、お酒やソフトドリンク、カップラーメン、パン、お菓子なども販売しています。バーベキュー用の味つけ肉は、豚ホルモン(塩・味噌味)、豚トロ、豚肩ロース(生姜味)、牛カルビと種類豊富。店内にある電子レンジで温めて食べられる冷凍焼きおにぎりもあります。そのほか、ライターなどアウトドア用品や花火、ティッシュなどの日用品、電池も調達可能。
サニタリー棟の洗面台の前にはベビーベッド。個室のシャワールームも並んでいます。
 
◆テント、タープ、テーブル、イス、寝袋、マットレンタルの「手ぶらパック」を利用
 
140818M08.JPG
宿泊場所は4タイプあります。芝生広場の好きな場所にテントを張れるフリーテントサイト、テントスペース横に駐車できて電源設備があるスタンダードカーサイト、ペット同伴可のキャンピングカーサイト、小屋型のキャビンサイトも。今回は、フリーテントサイトを利用しました。車は脇に停めて荷物を降ろし、一般駐車場に移動します。
 
しばらくすると、センターハウスからテントやBBQ用品などが運ばれてきました。テントの部品は6人用が2張り分。キャンプ経験があるメンバーも、テント張りを先導するのは初めで少々ドキドキでしたが、「いざとなったらスタッフの人に教えてもらおう」という安心感は魅力です。1つめで要領をつかんだら、2つめはあっという間でした。
 
テントの中は意外と広々。さっそく寝袋に入ってみた子どもたちは、明るいうちから「ここで寝るのが楽しみだね」と大はしゃぎです。
 
140818M09.JPG 140818M10.JPG 140818M11.JPG
 
貸し出されたのは、フライシート(外張り)つきのドームテント。説明書に従って、伸ばしたポールを広げたテントに通して固定し、補助フックにポールを引っかけてインナーテントは出来上がり。ペグで四隅を固定して、フライシートをかければ、完成です。大人が2人いれば、20分程度で組み立てられるとのこと。今回は、大人3人と中学生1人で2張りを30分ほどで組み立てました。
 
◆宿泊者は用具レンタル無料のパークゴルフ。そのほか、自然のなかでいろいろ遊べる
 
140818M12.JPG
荷物を降ろしたりテントを張ったりする作業の間、子どもたちは遊戯広場の遊具で遊んだり、芝生の上を走り回ったり、クワガタを捕まえるための仕掛けを木に施しに行ったり。メンバーの1人が用意した、潰したバナナに焼酎と砂糖を混ぜた「クワガタおびき寄せごはん」を、数カ所の木の幹に塗りにいきました。「クワガタは来るかなあ」「ちょくちょくチェックしに来よう!」とワクワク。
 
テント張りが完了したら、全員でパークゴルフへ。センターハウスで手続きをして、クラブとボールを借ります。宿泊者はレンタル料が無料、利用料は一般300円、高校生までが150円になります。
 
A・B2つのコースを合わせた距離は921m。ボールを追いながらコースを進んでいくと、かなりの距離を歩くことになります。
 
140818M13.JPG 140818M14.JPG
 
最初は思った方向、充分な距離を飛ばないボールも、慣れていくうちにだんだん上手に飛ばせるように。北海道幕別町が発祥の地というパークゴルフ。年代や経験を問わずみんなで楽しめるのが魅力です。
 
140818M15.JPG 140818M21.JPG 140818M16.JPG
 
太いロープの結び目に飛び乗ってまたがり、滑っていくスカイロープは、小学生に大人気。小さい子どもも楽しめる複合遊具もあります。遊具を使わなくても楽しめるのが子どもたち。2組に分かれてのリレーも展開しました。
 
140818M18.JPG 140818M20.JPG 140818M19.JPG
 
散策中に出会うトンボは秋の訪れを感じさせます。昆虫を探す子どもたちの目は、小さなカエルの姿も捉えました。小さな「森の図書室」にあるマンガや児童書、旅の雑誌は、テントに借りてくることもできます。
 
◆お待ちかねのバーベキュー。夜のお楽しみは花火とおしゃべり
 
140818M22.JPG
たくさん活動して、あっという間に夕方。子どもたちからは「おなかすいた~!」の声が続々上がります。いよいよ待ちに待ったBBQです。
 
まずは火起こし。レンタルしたのは6~10人用のコンロで、鉄板、網、火ばさみがついています。炭は今回6kg×2箱を用意し、着火炭6kgも購入。着火剤を兼ねた便利な炭で、火起こしも不要でした。もっと人数が少なく小さなコンロなら、着火炭だけでも充分焼くことができそうです。軍手やうちわがあると便利でしょう。
 
包丁やまな板、菜箸、へらなどは持参。野菜を炊事場で洗い、鉄板や網で調理にかかります。メニューはシーフード焼きそばとジンギスカン、ホタテやエビなどの魚介、アスパラやトウモロコシ、シイタケなどの野菜類の網焼きです。
 
 
140818M23.JPG 140818M24.JPG 140818M25.JPG
 
焼きそばは、エビとイカ、ピーマン、きのこを炒めて塩・こしょうし、焼きそば麺をビニール袋の中でほぐしてから加えました。ジンギスカンは、肉を焼いてキャベツ、にんじん、もやしと野菜炒め風にし、ジンギスカンのたれで味つけ。臭みを感じさせない生ラム肉が好評。
 
140818M26.JPG 140818M27.JPG 140818M28.JPG
 
コーン、ナス、ズッキーニ、ホタテやエビは網焼きに。コーンやホタテにはバターとしょうゆを添えて、風味満点です。アスパラとじゃがいもは塩・こしょうをふってホイルで包み、じっくり焼きました。仕上げにバターをからめれば最高! 大人はビールが進みます。
 
140818M29.JPG 140818M30.JPG
 
食後のお楽しみ、花火は花火スペースで。大人も子どもも盛り上がったあとは、各自サニタリー棟でシャワーを浴びたり、洗顔・歯みがきをし、子どもたちは就寝モードへ。大人たちは、炭が燃えた後の熾火の穏やかな光に癒されながら、おしゃべりタイムです。
 
◆パンと、ソーセージ&残り野菜のグリルで朝ごはん。仕上げはすいか割り!
 
140818M31.JPG
朝はやはり子どもたちが早起き! 5時には目を覚ましてトイレに行ったり、クワガタの仕掛けを見にいったり(残念ながら、集まったのはほかの虫でした)、早朝から他のテントの子も加わって遊具遊びも。
 
今回、最年少の2歳の子どもがスムーズに眠れるか、夜泣きをしないか、少なからず心配していましたが、実際は、夜はスヤスヤ、一度も起きませんでした。小学生たちと同様、テントの中で寝袋に入って並んで寝転がるというシチュエーションを楽しみ、散歩やパークゴルフでみんなと歩き回り、遊具でもたっぷり遊んだからでしょう。
 
朝食は、もう一度炭を起こして昨日の残り野菜を焼いて、ウインナーも炒めました。購入していったパンとジュースで朝ごはん。センターハウスではコーヒーを買うことができます。朝食後は、他のテントの子も一緒に、スイカ割りを楽しみました。チェックアウトは午前11時なので、10時過ぎまでゆっくり遊べます。
 
 
140818M32.JPG 140818M33.JPG
 
大きなしいたけも豪快に! 炭火で焼くと、なぜか何でも美味しくなります。
 
140818M34.JPG 140818M35.JPG
 
スイカ割りの棒は、ホームセンターで木工用の角柱を入手。タオルで目隠しして、年齢の低い順に挑戦していきます。何度か命中してヒビが入ったスイカは、締めは目隠しなしの中学生男子の一振りで、ようやく割れました。レジャーシートを敷いた上で、スイカを大き目のビニール袋に入れて臨むと、後片づけもしやすいでしょう。
初心者でも気軽にキャンプに挑戦できるオートキャンプ場。函館市街地からアクセスしやすく、自然の豊かな場所で、ゆっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか。また、チェックアウト後は、近場のお楽しみスポットに繰り出してもいいですね。
 
白石公園はこだてオートキャンプ場 ⇒公式ホームページ
 
函館牛乳あいす118 ⇒公式ホームページ
新鮮な牛乳をジョッキで飲み放題! ソフトクリームやチーズも。
 
ふれあい湯遊館 ⇒公式ホームページ
日帰り入浴専用の温泉保養センター。戸井ウォーターパークではヤマメ釣りも。
 
2014/9/2公開

このサイトでは、ユーザーエクスペリエンスを向上させるためにCookieを使用しています。引き続き閲覧される場合は、当サイトでのCookie使用に同意いただいたことになります。 承諾する