湯の川温泉で楽しむ、ゆったり日帰り入浴
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あなたのテーマでディープな函館
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温泉
函館市内や近郊には数多くの温泉地があり、観光の途中でいつでも気軽に訪ねることができます。中でも、市内中心部にある湯の川温泉は、インターネットの旅行サイトのアンケートでも上位にランクされるなど、人気の温泉地です。
癒しの温泉宿が集まる湯の川温泉ですが、宿泊客が利用するお風呂を一般のかたにも手軽に楽しんでもらおうと、日帰り入浴を行っている宿泊施設がいくつもあります。憧れの湯の川温泉で日帰り入浴、どんな雰囲気なのでしょう。温泉大好きな記者が全制覇、その魅力を探ってきました。
(左上)湯元啄木亭の和風庭園
(右上)湯元漁火館の露天風呂
(左下)KKRはこだての室内風呂
(右下)湯の浜ホテル外観
◆湯の川は「日本一、空港に近い温泉街」で、海を望むリゾート地
湯の川温泉は、室町時代に発見された湯が今日まで続く歴史ある温泉地で、古くは松前藩の藩主の病気療養、そして幕末には、五稜郭を占拠した榎本武揚率いる旧幕府軍の傷病兵が治療のために訪れ、榎本自身も入浴していたといわれています。
ロケーションは、函館空港から車で約5分! 左のマップで右下が空港ですから、日本で一番空港に近い温泉街といわれるアクセスのよさがわかります(クリックすると地図が拡大)。教会や函館山、ベイエリアのある西部地区へ、路面電車に乗って気軽に出かけられるのも特徴。また、札幌発着の高速バスも温泉街で停車します。
そのアクセスのよさに加えて、湯の川温泉街はかつての別荘地らしい落ち着いた雰囲気も持ち合わせているのが魅力。津軽海峡に面して絶景が望めたり、緑豊かな庭園を備えた宿もあるので、街なかにいながらちょっとしたリゾート気分が味わえます。
(左)和の雰囲気にあふれる11階建てで、空中露天風呂もある湯元啄木亭
(中)津軽海峡の潮騒まで聞こえる、湯の浜ホテル (右)市電電停から歩いてすぐのアクセスのよさ、ホテル雨宮館
◆手ぶらで行っても大丈夫、設備充実が嬉しい
宿泊施設の温泉ゆえに、館内の充実した設備やサービスを利用できるのも、湯の川温泉の日帰り入浴のよさです。浴場内にはシャンプー、リンス(リンスインシャンプーのところもあり)、ボディソープを常備。タオル類の有料貸し出しも行っているので、手ぶらで出かけても大丈夫です。
ロビーや食堂も利用できて、ゆったりとくつろげるところがほとんど。KKRはこだてでは、浴場前ロビーで湯上りの生ビールでのどを潤したり、湯の浜ホテルでは、旧函館ロシア領事館をイメージした喫茶&バー「ロシアンハウス」でくつろいだり、ホテル万惣では、畳の上にソファをゆったりと配置した休憩スペースでのんびりしたり。また、湯元啄木亭の「アロマエステ」、ホテルかもめ館の岩盤浴「シリカの癒(ゆ)」など、多彩な癒しメニューが利用できるところもあります。
(左)日差しの入る吹き抜けのロビー、KKRはこだて
(左)湯元啄木亭、備えつけのシャンプーなど (中)贅沢な広さの湯上り処、ホテル万惣
(右)岩盤浴「シリカの癒」併設のホテルかもめ館
◆湯の川地区で日帰り入浴のできる施設
KKRはこだて 湯川町2-8-14 0138-57-8484 ⇒HP 浴場から季節の花々が咲く日本庭園を眺められる。貸切風呂もあり、家族連れ・高齢者に好評 |
ホテル雨宮館 湯川町1-26-18 0138-59-1515 ⇒HP 早朝から深夜まで、リーズナブルな料金で温泉入浴を楽しめる。市電沿線でアクセスがいい |
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ホテルかもめ館 湯川町1-5-18 0138-59-2020 ⇒HP 早朝から深夜まで長時間営業。ブラックシリカを敷き詰めた岩盤浴施設を併設 |
ホテル万惣 湯川町1-15-3 0138-57-5061 ⇒HP 2016年9月にリニューアル。露天風呂や多彩なお風呂を備える「湯蔵」が日帰り利用できる |
湯の浜ホテル 湯川町1-2-30 0138-59-2231 ⇒HP 国道278号線、津軽海峡に面したホテル。大浴場と露天風呂で異なる泉質の湯が楽しめる |
湯元啄木亭 湯川町1-18-15 0570-026573 ⇒HP 最上階の大浴場・露天風呂は眺望のよさが特徴。敷地内の庭園は函館ゆかりの銘庭 |
※2013/6/26公開 マップ提供/函館湯の川温泉旅館協同組合