初めての函館競馬場、ワクワク体験レポート
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あなたのテーマでディープな函館
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競馬・競輪
◆入場券100円、芝生エリアはピクニック気分!
函館競馬場に行くなら路面電車がおすすめ。「競馬場前」電停で下りると、すぐ目の前です。2010年6月に総工費120億円をかけて新装オープンした函館競馬場は、見るからに巨大で広々とした雰囲気。観覧席や休憩スペースもたくさんあります。屋上からは津軽海峡の海と函館山が一望できる、ぜいたくなロケーション。ちなみに、JRAの競馬場の中でスタンドから海が見える唯一の競馬場でもあります。
さっそく入場券(100円)を買ってゲートを通り、建物の中に入ります(下左)。
※2023年現在、指定席を事前に専用サイトから予約し、スマートフォン等で表示したQRチケットを入場門のタブレット端末で認証し、入場するか、自動券売機で入場券を購入し、入場する形に変更されています。
まずは今日のレーシングプログラム(出走表)をもらい(下中)、エスカレータで2階へ。着いたところにインフォメーションがあるので、わからないことは何でも聞いてみましょう(下右)。
2階にはスタンド席。階段を下りると、コース前の芝生エリア(ターフシート)。「すごい人ですねー。芝生にシートを敷いて家族で座ってたりして、ピクニック気分で楽しそう!」とカナさん。思わずビールでも飲んで芝生に寝転がりたくなるところをグッと抑えて、今日の目的である競馬モードへ。
※2023年現在、函館競馬開催時はスタンド席は2階・3階とも指定席となっています。
◆パドックで馬を下見。間近で迫力満点!
まずは出走前の競走馬を間近で見られる「パドック」に行ってみましょう。パドックは、出走馬をレース前に観客に見せる場所。
「やるぜやるぜ」という感じで頭を激しく振っている馬がいたり、「ブルルルル」と荒々しく鼻息を立てる馬がいたり。
間近で馬の毛並みを見たカナさん、「私より毛つやがいいかも」。
初心者はパドックを見ても全然参考にならないかもしれませんが、もしかしたら何かピンと来るものがあるかもしれません。
◆予想ができたら、勝ち馬投票券(馬券)を購入。
パドックを見学したら、場内に表示されているオッズ(倍率)を参考にしつつ、勝ち馬を予想。場内では競馬新聞も売られているので、当てたい方は迷わず買いましょう。新聞の予想を参考にしたり、予想とは全然関係なく、ひらめいた数字やラッキーナンバーを選んでみるのもいいかも。カナさんは、競馬新聞と偶然会ったお友達の意見を参考に、6番と9番の馬が来ると予想しました。
競馬に参加するには、勝ち馬投票券(馬券)を買わなければいけません。初めてだと要領がサッパリわからないと思いますが、そんな時は、買い方を教えてくれるコーナーで尋ねてみましょう(下左)。まず予想した馬をマークシートに記入、購入機にお金とマークシートを入れるだけ(下中)。自動的に勝ち馬投票券が発行されます。もちろん、有人窓口で買うことも可能。
さあ、あとは予想した馬が勝つことを願って、レースを観戦することに全力を注ぎましょう!
◆いよいよ出走! ビギナーズラックはあるか?
「いけー!きたきたきたきたぁぁぁぁーーーーっ!」と大声で声援を送るのが正しい競馬の楽しみ方(笑)。青空の下で大きな声を出して、競馬ってけっこう健康的です。
と思っているうちに、予想した馬がもつれあってゴール。「あれ? 勝った? 勝った?」とカナさん。予想した2頭が1着2着に入ったように見えたのですが、2着と3着は写真判定に。
ほどなくして判定結果が確定。大型ビジョンに映し出されたレース結果は......「1着9番、2着6番」。見事的中で「やったぁぁぁぁぁ」と大喜び。当たった馬券は、機械に通すと払戻金が受け取れます。100円買ってオッズが5.2倍だったため、520円の払い戻し。「200円買ってたら1040円だったんですよね? 1000円だったら5200円かぁー」と夢は広がりますが、どうかほどほどに。
◆おなかが減ったら、屋台やフードブースへ
場内には、レストランやファストフードコーナーもあります。
馬券を当てて上機嫌のカナさんは、ラッキーピエロ製トンカツをはさんだ「勝旨(かちうま)バーガー」と、函館の有名店「あじさい」の塩ラーメンをチョイス。勝利の美酒は「ホワイトホース」を使用した「馬ハイボール」です。
この日の感想は、「きれいだし家族連れやカップルも多くて雰囲気もいいし、レースのたびにあちこち移動したり、パドックとスタンドと購入窓口を行ったり来たりで、意外と運動になるし。そんなにお金をかけなくても一日楽しめますね」。
まだ函館競馬場に足を運んでことがないという皆さんも、ぜひ来場して楽しんでくださいね。