函館はじめてガイド
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函館ってどんな街?
ビギナー向けに、函館の基礎知識をコンパクトにまとめました。
気候や歴史からエリア情報まで早わかり。
これまで何度も「日本で最も魅力的な都市(地域ブランド調査)に選ばれ、
美しい夜景や新鮮な海の幸、伝統的な街並みなどが人気を集める街です。
函館ってこんな街
位置
函館は北海道の南部、渡島半島の南東部、北緯41度46分に位置します。ほぼ同じ緯度にある都市には、ローマ(イタリア)、シカゴやニューヨーク(アメリカ)、瀋陽(中国)、イスタンブール(トルコ)などがあります。
函館へのアクセス人口
函館市の人口は2022年4月30日現在で24万6395人、北海道では札幌市の197万3495人、旭川市の32万6081人に次いで3番目です(どちらも同5月1日現在)。ちなみに、昭和10年の国勢調査までは、札幌市をおさえて道内一でした。
海
函館は、津軽海峡、太平洋、噴火湾(内浦湾)の3つの海の恵みを受けています。西からは対馬海流(暖流)、東からは親潮(寒流)が流れ込み、それがぶつかり合い、複雑な海岸線もあずかって豊富な漁場を形成。四季折々の海の幸が楽しめます。
気候
年間の平均気温は9.4℃。北海道の中でも温暖なほうで、積雪が50cm以上ある日は4日程度です(青森は50日)。また、真夏日は4日程度、7~8月の平均気温は20℃前後で、湿度も低いので、夏に過ごしやすいのも特徴です。
山
函館市南西部にある函館山は、100万年ほど昔にできた火山島(現在は死火山)。東部の恵山は、4万年前以降に噴火を開始した活火山です。そのため、市内一円で豊富な源泉に恵まれ、湯の川などが温泉保養地として発展してきました。
歴史
函館が一躍歴史の表舞台に登場したのは、1859年の箱館開港。西洋文化をいち早く取り入れてハイカラな生活が広まり、エキゾチックな街並みが形成されました。独特のモダンでレトロな雰囲気は、今の函館にそのまま残っています。
函館ってこんな街
駅前・元町エリア
江戸時代から北方の拠点として発展してきた、港を中心とする市街地のエリア。元町の教会群など、函館観光の中心地。
五稜郭エリア
戦乱の幕末を見つめた歴史舞台、五稜郭を中心とするエリア。現在はオフィスや飲食店などの集まる繁華街。
湯の川エリア
古くからの温泉街である湯の川と、函館空港を中心とするエリア。トラピスチヌ修道院、紅葉の名所・香雪園なども。
美原・桔梗エリア
札幌・大沼方面へ続く国道5号線のあるエリア。函館山とその麓に展開する「裏夜景」が見られるスポットや、笹流ダムも。
南茅部エリア
江戸時代初期から極上の真昆布生産や大謀網漁業で栄えたエリア。国宝・中空土偶のふるさとで、縄文文化の里でもある。
恵山エリア
つつじの名所でもある活火山・恵山を擁するエリア。ゴッコ、ガゴメ昆布などでも注目を集める漁業の町。
椴法華エリア
津軽海峡と太平洋が接する好漁場をもつエリア。恵山岬灯台、水無海浜温泉、サーフスポット銚子海岸などがある。
戸井エリア
対岸に下北半島を眺望する、北海道~本州最短地点・汐首岬のあるエリア。「戸井マグロ」でも有名な漁業の町。
※⑤~⑧は、2004年に函館市に合併した旧3町1村です
観光のメインエリア
朝市・大門
JR函館駅の西には、旬の味覚が楽しめる「函館朝市」のにぎわいが。古くからの繁華街・大門地区にも、個性豊かな飲食店が集まる「大門横丁」があります。
ベイエリア・赤レンガ倉庫群
北の玄関口として栄えた港町の、華やかな雰囲気が残るベイエリア。「金森赤レンガ倉庫」や「はこだて明治館」など、赤レンガの建物を活用したショップやレストランが多数。
元町・函館山
函館山の麓に建ち並ぶ教会や洋館、坂が織りなす、異国情緒あふれる街並みが魅力。函館山の山頂からは「100万ドルの夜景」も楽しめます。
五稜郭・箱館奉行所
幕末前後の歴史の波に翻弄された、西洋式要塞「五稜郭」と箱館奉行所。五稜郭タワーからは、その姿が一望できます。桜の名所・五稜郭公園は、市民の憩いの場所でもあります。
湯の川温泉
「函館の奥座敷」として賑わってきた温泉街。温泉と料理が楽しめる宿が多数あり、目の前に広がる津軽海峡と、イカ漁の季節の漁火(いさりび)も魅力です。