西部地区新店めぐり<その1>
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街歩き
街並みに溶け込む個性豊かな店が続々と誕生している函館市の西部地区。
古き良き古民家カフェや旬のスイーツ、素材を生かした郷土料理…定番スポットとともに、散策を楽しんでみませんか。
■オキナワカフェ 長屋を生かしたカフェで人との交流にほっこり
谷地頭電停近くの一角は古民家や空き店舗を再活用した店が増えている。長屋の一部屋を改装した「オキナワカフェ」もその一つ。沖縄県出身の渡辺友香店主が、シンガポールで働いていた時に物産展を通して北海道の魅力を知り来函。シエスタハコダテで半年間の期間限定出店を経て開店した。
地産地消をテーマにした沖縄料理に使う野菜やコンブといった食材のほとんどは道南産。上品なスープが細麺によく絡む「沖縄そば」や自家製スペアリブが自慢の「ソーキそば」から、沖縄のソウルフード「タコライス」、スイーツまでそろう。
オキナワカフェ
函館市谷地頭町25-19 11~17時 木曜定休
禁煙 駐車場あり キャッシュレス決済利用可
電話なし
■喫茶フリーデン 週末の2日間だけ楽しめるノンアルコールカクテル
函館市青柳町の電車通り沿いで金・土曜のみオープンする「喫茶フリーデン」。八雲町から西部地区への移転を機に、土曜昼の喫茶営業に加え、金曜夜のノンアルコールバー「ビヨンド・ザ・タイム・ハコダテ」をスタートさせた。
カクテル名も楽しく、カシスシロップとブルーキュラソーで表現した藍色が夜空を思わせる「月は出ているか」、爽やかな甘味の後にビターシロップのスパイシーな辛みが押し寄せる「マーキュリーズ・ウィッチ」、サンゴ礁のようなグリーンの層が南国気分を演出する「C・Dアイランド」など。飲み進むうちに色や味が変わるノンアルカクテルは甘く、それでいて本物のカクテルを楽しんでいるような大人の味わい。
喫茶 フリーデン
函館市青柳町21-16
金曜21時~24時、土曜14時半~18時半(各30分前ラストオーダー)
月~木・日曜定休 (ほか不定休あり) 禁煙
■街角クレープ 〝サクモチ〟食感クレープをレトロな雰囲気と一緒に味わう
西部地区の古民家を利用して2021年に開店し、22年に現在地へ移転。昭和時代の家具をセンス良く配置した店内は、どこか懐かしいレトロな雰囲気。足を踏み入れると、ふわりと漂う甘い香りに心が弾む。
自慢のクレープは純生クリーム入り、クリームなし、食事系と3パターンを用意。毎朝新しいものを用意する独自ブレンドの小麦粉のほか、純生クリームやバター、牛乳は北海道産、トッピングやソースもひと手間かけたオリジナルと材料にもこだわっている。焼きたてをすぐ頬張れば、クレープ生地としては珍しいサクッとした歯触り。シュワッと爽快な「クリームソーダ」は色合いも涼しい。
街角クレープ
函館市末広町12‐8 2F右
11:00~17:00(※なくなり次第終了)
月・火曜定休
駐車場有り 電話なし
■NIPPONIA HOTEL函館 港町 VMG CAFE
モダンなホテルラウンジで優雅な時間を過ごす
赤レンガ倉庫群の一角にある「ニッポニアホテル 函館 港町」は、全国の歴史的建造物を宿泊施設などに再活用するバリューマネジメント社が、かつて昆布の貯蔵庫だったという倉庫を宿泊施設としてリノベーション。モルタルだった外壁を本来のレンガ造に復元し、港町にふさわしいたたずまいに生まれ変わらせた。
ホテルラウンジを10時半~16時半の時間帯のみ宿泊客以外も利用できる「VMGカフェ」として営業。建築当時の面影を色濃く残す赤茶色のレンガの壁、高い天井の梁、柱などの一部がそのまま残り、ノスタルジックな気分を誘う。そんな大人な時間に彩りを添えるのが、地元の食材をメインにしたサンドイッチと、旬の果実や野菜を使うパフェ。味、見た目ともに洗練された料理を味わえば、気持ちも華やかになる。
NIPPONIA HOTEL 函館 港町 VMG CAFE
函館市豊川町11-8
0120‐210‐289
10時半~16時半(16時ラストオーダー)
(VMG総合窓口は11~20時)
不定休 禁煙
クレジットカード利用可
(この記事は、フリーマガジン「ハコラク」2023年6月号から再構成したものです)