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<おすすめ体験プログラム>「ながまれ海峡号」で行くゆったりのんびり旅

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 日本旅行が主催する道南いさりび鉄道の観光列車「ながまれ海峡号」(函館―木古内)が2023年も運行されています。ゆっくりコトコト走る列車からの車窓と、地元食材を生かしたグルメが満喫できる旅の魅力に迫りました。

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 「ながまれ海峡号」は、2016年の北海道新幹線開業に伴う第三セクター・道南いさりび鉄道発足に伴ってスタート。日本で初めて旅行会社が企画、造成、集客、催行を担い、乗客を飽きさせない工夫が随所に散りばめられています。同年には「第6回鉄旅オブザイヤー2016」グランプリに輝きました。

 「ながまれ」とは、道南地域の方言で「ゆっくりして」「のんびりして」の意味。外観は函館山の稜線、津軽海峡にきらめくいさり火、沿線の街の灯り、夜空に浮かぶ4つの星座が描かれています。

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 列車は1980年代に製造されたディーゼルカー「キハ40」1両。列車の進化によって車両数が減少の一途にある中、懐かしさを感じさせ、旅の風情をかきたてられる貴重な車両です。

 車内は大漁旗やイカの模型、沿線の北斗市のキャラクター「ずーしーほっきー」などが飾り付けられ、手作り感でいっぱい。この日は七夕まつりの飾りつけも施されていました(7月8日乗車)。車内備え付けのテーブルも道南杉の間伐材を使用しており、沿線の魅力を伝えています。

 

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 旅のスタートはJR函館駅。午後3時50分に出発です。乗客にはこの日のスケジュールが示されたしおりが配られます。

 発車するや否や、道南いさりび鉄道の社員の皆さまが「いってらっしゃい!」と手を振ってくれました。制服姿の社長さんの姿も見えます。

 車内では早速地元グルメでおもてなし。函館の人気スイーツ店「プティ・メルヴィーユ」のオリジナルスイーツと、福島町の観光名所「青の洞窟」をイメージした「青の洞窟サイダー」または「大沼ビール」がプレゼントされます。

 

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 発車から約35分で上磯駅に到着します。駅のある北斗市はホッキ貝の名産地。ホーム上では昔懐かしい、立ち売りの売り子さんが待っていました。

 事前に500円分の利用券が配られているので、ホッキしゅうまい(3個入り)やラスクなどを気軽に味わうことができます。まずは軽めの腹ごしらえといきましょう。

 

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上磯駅を発車すると、途中の矢不来信号場で定期列車との行き違いのため約17分間停車。眼前には津軽海峡と函館山の美しい景色が広がります。時間が経つのを忘れ、日々の喧騒から離れることのできる、ぜいたくなひとときです。

合間にはいさりび鉄道の帽子をかぶったり、イカ釣り漁船の集魚灯に触れられるサービスもありますよ。

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函館を出発して約2時間で木古内駅に到着し、しばしの途中下車。駅前の道の駅「みそぎの里きこない」まで添乗員が案内してくれます。

道の駅は、北海道じゃらんが実施する「道の駅満足度ランキング」で通算4度の1位を獲得している人気スポット。地元木古内町をはじめ、渡島・桧山の山海の幸が豊富にそろっています。

 

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店内のパン店「コッペん道土(こっぺんどっと)」の「ぱくぱく塩パン」は行列ができるほどの人気。あらかじめ車内で予約した上で購入することができ、店内で受け取ります。道の駅の名物グルメ「はこだて和牛コロッケ」も予約購入が可能です。

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買い物を終えて列車内に戻ると、道の駅内のイタリアンレストラン「どうなんde's 」特製のパスタセットが用意されていました。

この日のメニューはナポリタン、じゃがいもの冷たいスープとぱくぱく塩パン。パスタを中心に、その時期おすすめのメニューが味わえます。

 

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パスタセットに舌鼓を打ったのもつかの間、茂辺地駅に到着すると、何やら磯の香りがホームに漂います。

漁協、農協と地元住民でつくる任意団体「茂辺地おもてなし隊」のメンバーが、ホームでバーベキューをしているではありませんか!

北斗市産のホッキ貝やホタテ貝、アオツブをそのまま焼き上げ、北斗産のブランド米「ふっくりんこ」にこだわったご飯ものを添えた「いさりび焼き弁当」が味わえます。箱入りにして、車内でいただきます。駅にも約26分停車するので、おもてなし隊の皆さんとの交流も楽しみの一つです。

 

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茂辺地駅出発後は列車内を暗くする「夜景列車」を実施。復路はすでに日が落ちており、車窓からの夜景をゆったりと楽しむことができます。

車内ではさまざまな商品を販売。中でも「羊かん3本セット」は、江差町の老舗和菓子店・五勝手屋本舗の丸缶羊かんが特製化粧箱に入っています。

 

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函館到着は午後8時2分。約4時間に及ぶ旅路はあっという間に過ぎていき、充実のグルメでおなかも満たされ大満足。

中でも印象に残るのが、沿線の人々の温かなおもてなし。地元の味を知ってほしい、道南の魅力に触れてほしいという心意気にあふれていました。

ローカル線ならではの風情を味わい、のんびりとした時間の流れがお好きな方にはうってつけの旅を体感してみてはいかがでしょうか。

 

ながまれ海峡号に乗ろう

催行日:8月19日(土)、9月16日(土)<2人以上で催行>

    8月26日(土)、9月2日(土)、9月30日(土)、10月14日(土)<20人以上で催行>

旅行代金:1万2900円~1万4900円

ツアーの申し込み・問い合わせは下記まで

北海道内のかたは、北海道メディア販売センターTEL0570-005-330(011-219-6130)

本州方面のかたは、東京予約センター(東京)      TEL0570-200-001(03-6704-8704)

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