熱々ふわトロたこ焼き<その2>
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テイクアウト
王道から変わり種まで多彩な味が楽しめる「たこ焼き」。
食欲をそそる香ばしい匂いとふわふわトロトロの食感…
函館でもさまざまなお店が自慢の味を磨いています。アツアツを頬張り、具材とだしが織りなす
旨さを堪能しませんか?
■わや 具材と生地が生み出す旨味懐かしい思い出になれる店に
霜山秀明店主は函館工業高等専門学校を卒業後、苫小牧市の会社でエンジニアとして働いていたが、接客業に魅せられて飲食店開業を決意。「子供時代、たこ焼きを初めて食べたのが駄菓子屋さんで、今でもその味を店のことと一緒に思い出すことがある。同じように今来てくれている子供や学生さん、常連客に昔話とともに思い出してもらえる店になりたい」と2016年に開店した。
本場・大阪のたこ焼き店で使われているという銅板で焼き上げるたこ焼きは、鹿部町産のミズダコを丸ごと仕入れてさばき、味の濃い頭と程よい弾力のある足を使用。粒子の細かい小麦粉と和風ダシを使う生地は、口に入れた瞬間とろけ出すほどやわらか。具材のタコと絡み合い生まれる旨味を、カツオダシベースの少し甘めのソースが引き立てつつ全体を調和する。
たこ焼 お好みボール わや
函館市港町1-18-37
14時~22時
火曜不定休 喫煙可 駐車場あり
キャッシュレス決済利用可
0138-40-5757
■たこ焼き 一徹 労を惜しまず作るたこ焼きを肴に昼飲みを満喫
2022年8月開店したたこ焼き専門店。熊木麻美店主は函館市内で飲食店を経営していたが、新型コロナウイルス禍の影響で休業を余儀なくされた。再出発を考えていた時に、市内でたこ焼き店を営む知人からの後押しを受け、この店の開業へと足を踏み出した。熊
食材は小麦粉、卵、ダシのベースとなる南茅部地区尾札部の浜で採れる真コンブなどすべて国産品を使用。主役のタコは道南の漁師から生きたまま仕入れ、内臓を取り除いてきれいに洗い、塩で揉んでぬめりを取るなど丁寧に下処理し、大き目に切り分ける。焼き油を少なめにしてじっくりと時間をかけて焼くたこ焼きは、外はふわり、中はとろりとしたやわらかさが自慢。「たこ焼きを肴に昼飲みも楽しんで」とアルコールほか、一品メニューも提供している。
たこ焼き 一徹
函館市神山3-1-11
11時30分~15時、17時30分~21時
不定休 禁煙 駐車場有り
キャッシュレス決済利用可
080-5751-6371
■ハマチャンのタコヤキ 道南各地を移動販売で巡りこだわりの味を磨くふわふわ大玉たこ焼き
函館市内のたこ焼き店で修業した代表の濱道悟さんが、移動販売スタイルで2014年に開業。21年、キッチンカーの営業を続けながら現在地に店舗を構え、注文を受けてから焼きたてを提供する店舗限定メニューもスタートした。
独特の旨みとスッキリとした甘みが特徴というあごダシに加え、隠し味を利かせて風味豊かに仕上げる自慢のたこ焼きは、道産タコの足の部分を主に使用。生地ダネを追加しながら丸々と大玉に焼き上げるため、一口で頬張るのが大変なほどのボリュームがあり、時間がたってもふんわりとやわらかな食感。特製ブレンドソースを掛ける「ソースくん」、フルーティーな甘口カレー味がクセになる「カレーソース」、6種類のハーブがスパイシーに香る「塩マヨハーブ」など、試行錯誤を重ねたアレンジにも個性が光る。道南を中心に遠方のイベントにも引っ張りだこのため、店舗で営業するのは月2回ほどだが、他店のたこ焼きとの出合いを刺激に、長く愛される味を追求している。
ハマチャンのタコヤキ
函館市戸倉町164
11時~18時15分(18時ラストオーダー)
不定休 ※営業日はSNS(https://twitter.com/takohamachan)で告知
禁煙 駐車場有り(3台)
キャッシュレス決済利用可
050-5875-7461
(この記事は、フリーマガジン「ハコラク」2023年12月号から再構成したものです)