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熱々ふわトロたこ焼き<その3>

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王道から変わり種まで多彩な味が楽しめる「たこ焼き」。

食欲をそそる香ばしい匂いとふわふわトロトロの食感…

函館でもさまざまなお店が自慢の味を磨いています。アツアツを頬張り、具材とだしが織りなす

旨さを堪能しませんか?

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■たこ焼き専門店 たこ壺 進化する味を多彩なアレンジで

 2024年に創業20周年を迎える「たこ壺」は、個性的なトッピングから中に入れる具の変わり種まで、多彩なアレンジを揃えるたこ焼き専門店。店主の片石秀樹さんは、函館近海産のタコの頭やガゴメ昆布、桔梗町にある契約農家の軟白ネギを取り入れるなど、地元素材で本場にも負けないたこ焼きを目指し、常に味を磨いてきた。

 焼きの途中で〝追いダシ〟をし、熱伝導の良い銅板で仕上げる香ばしい焼きたては、トロトロの生地に旨みがたっぷり。タコが苦手な人のために考えたタコなしの素焼きやタコの形の赤ウインナー入りも人気で、子供から大人までお祭り気分でたこ焼きに親しめる店を築いている。

 たこ焼き専門店 たこ壺

 函館市田家町15-11

 11時30分~19時

 月・第2・4日曜定休 

 禁煙 駐車場あり

 キャッシュレス決済利用可

 0138-76-4856

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■たこ丸 銅板で仕上げる優しい食感

 赤川通沿いに店を構える「たこ丸」は、渡辺裕美店主が担当するたい焼きやクレープなどの〝粉もの〟と、店主の母が作るご飯ものや総菜を揃える。10年以上勤めていた北斗市のたこ焼き店の閉店に伴い、2008年に独立開業した。

 「1度、鋳物を使ってみたが、焼き上がりに納得がいかなかった」と言い、銅板で焼くたこ焼きはほんのり利かせた紅ショウガが絶妙なアクセントになったどこか懐かしい味わい。全体的にやわらかく、トロリとしたソースとカツオ節の香りが鼻腔をくすぐる。注文を受け付けてから焼き始めるので、電話注文してからの来店をすすめている。

 たこ丸

 函館市富岡町2-35-21

 12時~18時30分

 日曜定休 駐車場あり

 0138-42-3035

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■蛸焼 こがね 昔ながらの味と価格でシンプルに

 「蛸焼こがね」は、老舗店が集う宝来町の一角で1980年に創業。先代の叔父から技を学び、28年前に店を継いだ店主の小宮力さんが、夫婦二人三脚で店を切り盛りしている。

 メニューは昔ながらの素朴な「たこ焼」1種類のみ。もっちりとした食感の生地には、キャベツ、白ゴマ、カツオの削り節、紅ショウガを入れるのがこがね流で、使用する道産タコは、頭の部分を中心に丁寧に皮を取り除いて大きめにカット。先代から受け継ぐ年季の入った焼き台で強火で一気に焼き上げること3~4分。ほんのり酸味を利かせた継ぎ足しのオリジナルソースをかければ、さっぱりとした味わいに何個でも食べたくなる。

 蛸焼 こがね

 函館市宝来町22-1

 14時30分~21時

 ※土・日曜、祝日は11時30分~21時 (各10分前ラストオーダー)

 月・木曜定休

 0138-27-7060

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■mcook 手間暇かけたソースが自慢

 2022年5月にオープンした「エムクック」は、函館市内を中心にたこ焼きなどの屋台を出店している山岸オーナーとスタッフが切り盛りしている、軽食とスイーツのテイクアウト専門店。たこ焼きは、調味料「極UMAMI美人」を使ってコンブダシを利かせた定番商品と、生地にコチュジャンなどを練り込んだピリ辛の韓国風を用意している。

 具材はタコのほかキャベツ、天かす、紅ショウガとスタンダードな顔ぶれ。「屋台とはまた一味違うものを提供したい」と、時間をかけて煮込んだソースはまろやかな酸味とハチミツの甘さが好バランスで、子供からの人気も高い。バターの風味豊かな韓国発スイーツ「クロッフルスティック」もおすすめ。

 mcook 

 函館市田家町4‐19

 11時~19時

 不定休 駐車場あり

 キャッシュレス決済利用可

 0138‐76‐4897 

(この記事は、フリーマガジン「ハコラク」12月号から再構成したものです)


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