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函館で味わう癒やしのヘルシーランチ<その2>

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有機野菜や薬膳、発酵食品…

ぬくもりのある空間で、素材や栄養にこだわった心と体に優しいメニューを味わい、

旅の疲れを癒やしてみませんか。

2回目は函館郊外の隠れ家的カフェ2軒と、北斗市・七飯町から1軒ずつご紹介します。

 

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月夜のうさぎ「日替うさぎ膳」

 ■来るたび新たな味に出合える 心躍る一品を少しずつ

 「月夜のうさぎ」は、2001年に駒場車庫前電停近くで創業し、09年に現在地に移転したカフェダイニング。先代とともにキッチンで腕を振るい、20年に新代表として店を受け継いだ吉田千織さんは、〝心と体に優しい食事〟という創業からのコンセプトを守りながら、調理師免許取得をきっかけに学んだ薬膳や発酵食の知識を取り入れ、家庭料理とはひと味違う一品からスイーツまで、全て手作りで用意している。

 1日20食限定で昼過ぎに売り切れることも多い「日替うさぎ膳」は、黒米入りご飯と昆布、カツオ節でダシを取る味噌汁を基本に、煮物、きんぴら、漬物、サラダと、20種類もの野菜を使う小鉢がいくつも並び、カレイの煮つけやチキンのトマト煮など、魚と肉の主菜2品が両方味わえるのもうれしいポイント。ほかにも、味噌デミグラスソースが味の決め手の「月夜のオムライス」やクリーミーな「豆乳と湯葉のグラタン」など、気になる料理が目白押しだ。

月夜のうさぎ

函館市戸倉町34-5

11時~20時(19時半ラストオーダー)

日、第1・3月曜定休

禁煙 駐車場あり

キャッシュレス決済利用可

0138-68-1557

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Cafe én「美肌弁当」

 ■景色もごちそう 肌や体、心が整うランチを

 函館山や函館湾、市街地が一望できる高台にある「カフェエン」は、市内の飲食店で修業を積んだ清水道子オーナーが提供するランチやコーヒー、デザートを味わい、ゆったりとした時間が過ごせる隠れ家的なカフェ。人が出会い、趣味や志を同じくする人たちが縁を結べる場所として2004年に開業した。

 料理は〝心と体に優しい〟をコンセプトに、地元の有機栽培農家から直接購入した野菜を中心に使い、自家製味噌など調味料も手作りにこだわる。ランチの「美肌弁当」は肌に潤いや弾力を与えるという食材をふんだんに使った人気メニューで、メインはコラーゲンたっぷりの手羽中の煮込み。副菜は時々で異なり、この日はビタミンEが豊富なサーモンのカルパッチョ、イソフラボンが含まれる黒豆などだった。清水オーナーの「心地いい空間で体に良いものを食べて心も体も癒やされてほしい」という思いを込めた〝母の味〟が、疲れた体に染みていく。

Cafe én

函館市赤川町365-5

11時~17時、18時~21時半(2月中は休業)

(18時以降は2人以上の1組のみの予約制) 

月・火曜、第1日曜定休 

禁煙 駐車場あり

キャッシュレス決済利用可

0138-47-4333

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ココロとカラダがよろこぶ発酵カフェhapo「hapoランチ」

 ■自家製の発酵食品で作る郷土料理で〝腸活〟を 

 「ココロとカラダがよろこぶ発酵カフェ ハポ」は、2023年3月にオープン。オーナーの髙村友美さんは、闘病をきっかけに自身の体と向き合い、腸内環境を整える善玉菌のエサとなる発酵食品に着目。米麹甘酒や塩麹、味噌などを食事に取り入れる腸活を1年間続け、体調の改善を実感したことで、食べ物が体に与える力を伝えようとカフェを立ち上げた。

 しょう油麹に漬けた南茅部地区産ブリの照り焼きや豚のしょうが焼きなど、魚か肉からメインを選べる週替わりの「ハポランチ」は、自家製の発酵調味料や天日塩で味付ける和定食。「日本人の体に合った郷土料理で、気軽に楽しみながら腸を整えてほしい」と、メニューは地場の無農薬野菜をはじめ、豆、ゴマ、海藻、キノコ、イモ類を一通り盛り込んで考案。健康的でありながら素材の旨みが濃厚で満足感ある一品の数々は、お腹も心も元気にしてくれる。

ココロとカラダがよろこぶ発酵カフェ hapo

北斗市七重浜3-12-11

11時~15時(14時半ラストオーダー)、18時~20時

※夜は予約制のゴルフ室内練習場として営業

日・月曜、祝日定休 

禁煙 駐車場あり 

キャッシュレス決済利用可 

0138-48-9292

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お家カフェあん「昼ごはん」

 ■食材の持つ力を発信 薬膳がゆで活力を養う

 七飯町の住宅街にある「お家カフェあん」は、エアロビクスインストラクターとして活躍する安保道子代表が2021年にオープンした。安保代表はたまたま出合った薬膳のレシピ本に感銘を受け、薬膳マイスターの資格を取得。「食事を通じて、季節の食材や薬膳食材が持つ栄養素や効果を知ってもらえれば」と、その豊富な知識を反映したメニューを用意している。

 ランチには各家庭でも参考にしやすいようにと、手に入りやすい旬の食材を使い、シンプルな調理法で作る3品と汁物を〝その日のおかず〟とした「昼ごはん」を提供。高麗ニンジン、甘草、桂皮、山イモを加え、シイタケ、コンブのダシを組み合わせたサラサラの全がゆに雑穀と豆を1種類ずつ入れた「薬膳お粥」をセットにしたメニューが人気で、滋味深い味わいが体と心に元気を与えてくれる。

お家カフェ あん

七飯町大川2-18-2

6時~16時半(火曜の9時半~11時半は中休み)

水・日曜定休

禁煙 駐車場あり

0138-66-2101

(この記事は、フリーマガジン「ハコラク」2023年11月号から再構成したものです)


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