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函館で人気急上昇のスポーツ「モルック」をやってみよう!

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 フィンランド発祥のユニバーサルスポーツ「モルック」はご存じですか?

 ルールと動作がとても簡単で、老若男女や障害の有無を問わず、誰もが楽しむことができます。

 8月にはアジア初の世界大会が函館市で開かれ、市内で人気が高まっています。

 今回はモルックの遊び方と、世界大会についてご紹介しましょう。

 

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 モルックは、フィンランドのカレリア地方の伝統的な「キィッカ」というゲームを元に開発されたスポーツで、母国フィンランドではサウナとビールを楽しみながらプレーされているといいます。

 投げる木の棒を「モルック」、モルックを投げて倒す木製のピンを「スキットル」と呼びます。スキットルには1から12までの番号が書かれています。

 モルックのセットはホームセンターやスポーツ用品店で販売されているほか、通販サイトでも買うことができます。

 

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遊び方は、「モルッカーリ」という、モルックを投げる位置を示す柵を地面に置き、

そこから3~4メートル離れた場所にスキットルを置きます。日本モルック協会主催のゲームでは、3.5メートルが基準です。

計測用の紐が付いたセットも販売されていますが、紐がない場合はメジャーで測ると良いでしょう。

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位置が決まったら、モルックを写真のようにセットします。

一番手前に1番と2番、向かって左に奇数、右に偶数と並べ、

2列目の真ん中に10番、3列目の中央に11番、12番と並べます。

最後列は左から7番、9番、8番の順です。

 

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セッティングが済んだら、2チーム以上で対戦します。(チームの人数に制限はありませんが2~4人が最適)

投げる順番を決め、順番にモルックを投げてスキットルを倒します。

下手投げが基本。最初は「ブレイクショット」といい、ビリヤードのように12本のスキットルにモルックを当てます。

これがけっこう難しい!ですが、きれいに倒れると爽快感を味わえます。

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スキットルが1本しか倒れなかった場合は、倒れたスキットルに書かれている数字が点数となります。

複数のスキットルが倒れた場合は、倒れた本数が点数となります。

複数本が倒れても、他のスキットルと重なって地面に完全に付いていないスキットルは得点になりません。

完全に地面に付いているスキットルが得点となります。

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スキットルは、倒された場所で再び立てられます。

ゲームが進むにつれてスキットルが広がっていき、遠くに投げたりするので倒すのが徐々に難しくなっていきます。一番先に50点に達したチームが勝利となり、ゲームが終了します。

ちなみに、3回連続でスキットルを倒せず、失投した場合は失格となります。

50点を超えた場合は25点に減点されてゲーム継続となりますので、注意が必要です。

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世界大会はこれまで海外で開かれてきましたが、2024年8月23、24、25日に函館市で開かれます。すでに参加受け付けは終了していますが、海外からも含めて史上最多の約650チーム、3000人以上の選手が参加予定で、ワールドワイドな大会になりそうです。

世界大会の会場の一つが昭和公園(函館市昭和町20-6)。眺望の良い「見晴らしの山」を配しているほか、水遊び場、大型遊具、健康遊具などがあり、市民でにぎわう公園です。

この公園の多目的広場がモルック世界大会の会場となります。

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多目的広場横の多目的コートでは、モルックを楽しむ函館市民の姿が絶えず見られます。

モルックに励んでいた方々にお話を聞いたところ、

「スキットルに当たった時の〝カーン!〟という音が耳触りが良く、狙った場所に当たった時の爽快感が楽しい。

投げ方がいろいろあって、どんなふうに投げたらいいか考えたり、どんなふうに50点まで持っていくか、計算しながらやるのが楽しい」と話していました。

動作は単純ながら、頭を使い、駆け引きを楽しむのが人気の秘けつと言えるでしょう。

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また、函館空港に近い函館工業高等専門学校(戸倉町14-1)も世界大会の会場となります。

昭和公園では、「函館モルックの会」による体験会が頻繁に開かれています。詳細は同会のⅩから。

「北海道え~る倶楽部」も昭和公園などで体験会や大会を開いています。詳細は同倶楽部のⅩから。

また、コミュニティーラジオ局「FMいるか」も8月まで月1回、試合形式のイベントを開いています。詳細は同局ホームページから。

観光で来られた方も、「モルック」ぜひ楽しんでみてください!

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協力:函館新聞社モルックチーム


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