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函館でちょい飲みするならこんな店<その2>

  • 美味
  • あなたのテーマでディープな函館
  • 海鮮
  • 飲食店
  • 郷土料理
  • 酒類
  • ご当地グルメ

函館観光で歩き疲れた後にふらりと立ち寄り、サクッと一杯。

お酒が進む手作りの肴や逸品がテーブルに並ぶ。

夏の一夜、冷えたグラスを傾け、まったりと過ごしませんか。

今回は五稜郭にほど近い店を中心に、住宅街の4店舗をピックアップしました。

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■お食事処 美笑

靴を脱いでくつろぎ、おふくろの味を日本酒でキュッと

 1995年に開業し、2020年に今の場所へ移転した「美笑」は、一般住宅を改築した食事処。店の玄関で靴を脱いで上がれば、三澤洋子ママの朗らかな声と明るい笑顔に迎えられ、友人宅に遊びに来たかのような気分になれる。

 メニューは家庭料理を基本に、飽きがこないよう味の研究を重ねた日替わりの一品料理が主。水からゆっくり煮出した昆布の深い味わいがクセになる「おでん」、カウンターにずらりと並ぶ手作りの「おばんざい」、白板に列記された「本日のおすすめ」が揃う。アルコールも充実しており、中でも日本酒は定番ほか、通も一目置く希少銘柄を用意している。

 人気の「得得セット」は、好きな飲み物1杯に、おまかせのおばんざい4品とおでん2品、刺身5~6点が並ぶ豪華な顔ぶれ。プラス料金で日本酒を希少銘柄にでき、変更する辛党の人も多いという。「日本酒と自慢の料理を組み合わせることで生まれる味の調和を楽しんでほしい」と話す三澤ママの軽快なトークも肴に、グラスを傾け心弾む時間を過ごしたい。

お食事処 美笑

函館市松陰町27-15

17時~23時(早めに閉める場合あり)

日曜定休 

禁煙 駐車場1台あり 

0138-76-9738

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■そばと天丼のふらわー

音までおいしい揚げたての天ぷらと更科そばで一杯

 函館市の花園商店街で開業した天丼専門店「ふらわー」が、そばと天丼の店として中道に移転。種類豊富な天丼はそのままに、毎朝丁寧にダシを取る更科そばのメニューを増やし、小上がりを備え広くなった店舗で新たなスタートを切った。

 和食店などで腕を磨いた宮松祐太代表は、天丼を気軽に楽しめるよう定番のほか、3種類のエビが乗る「えび三昧天丼」や「角煮卵天丼」などの変わり種も用意し、揚げたてにこだわり提供。約180度の油で揚げる薄衣の天ぷらは、仕上げに食材を油の中にしっかりと沈めるひと手間がサクサク食感の秘訣だという。

 自慢の天ぷらを薄口しょう油仕込みのさっぱりとした天つゆで味わえる「晩酌セット」は、カウンター越しに〝ジュワッ〟〝パチパチ〟という揚げ油の音を聞きながら、小鉢をつまみビール片手に天ぷらを待つひとときも食欲をそそり、エビ、イカ、レンコンと熱々の天ぷらをゆっくりと堪能できる。そのほか、甘みのあるエビを丸ごと食べられる「えびの塩から揚げ」も杯が進むおすすめの一品だ。

そばと天丼の ふらわー

函館市中道1-22-5 コーポなかの1階左

11時~14時半(14時ラストオーダー)、

16時45分~20時15分(19時半ラストオーダー)

日曜の夜と金曜定休

禁煙 駐車場7台あり

0138‐31‐0771

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■旬暦 ひだか

肩肘張らず上質な和食を気軽に

 「旬暦ひだか」は、1991年創業の和風料理の店。鹿児島県大隅産の活ウナギを白焼きし、注文を受けてから蒸す自慢のうなぎ料理をはじめ、懐石料理から手頃なランチ、弁当まで多彩なメニューを揃える。函館の老舗洋食店で修業した中山竜次社長は、ビーフシチュー、道産和牛ステーキ、ハンバーグといった洋風メニューや肉料理にも力を注ぎ、記念日や法事などの特別な会食はもちろん、子供連れや若い人も利用しやすい食事処として間口を広げている。

 落ち着いた店のたたずまいや上質な料理に敷居の高さを感じる人が多いことから、もっと気軽に利用してもらおうと始めた「ちょい飲みセット」は、和食の中でも特に喜ばれている新鮮な刺身と旬の味覚の天ぷらを一緒に味わえるお得なセット。自家製トマトソースを添える「蟹クリームコロッケ」、ランチでも人気の「牛タン塩焼き」、締めにぴったりの「本場讃岐うどん」など手頃な一品料理も用意し、ぜいたくな時間をカジュアルに楽しませてくれる。

旬暦 ひだか

函館市中道1-2-5

11時半~14時半、17時~21時(各30分前ラストオーダー)

水曜定休 

禁煙 駐車場20台あり キャッシュレス決済利用可

0138-31-5077

 

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■居酒屋 SUGA

中札内田舎どりを家族で楽しめるアットホームな一軒

 「居酒屋SUGA」は、十勝管内・中札内村の銘柄鶏〝中札内田舎どり〟がメインの焼き鳥や鶏料理、函館市桔梗の農家から仕入れるジャガイモの料理が人気の店。道南で焼き鳥といえば豚串が主流だが、中札内田舎どりのモモ肉を塩と粒コショウで香り高く焼き上げる「とり串」は、一度味わうと鶏肉好きになる人も多い自慢の一品だ。

 道産の鶏皮をボイルしてから3回に分けて焼き、脂と旨みを逃さず凝縮させるカリカリの「とり皮」、軟骨を混ぜた鶏ひき肉をハンバーグ状にし、ジューシーな焼きたてを提供する「つくね」など、9種類から好きな焼き鳥2本を選べる「晩酌セット」は、日替わりの小鉢2品とドリンク付き。中札内田舎どりのムネ肉を3日かけて仕込む「鶏のからあげ」は、あっさりとしつつ鶏の旨みが濃く、モモ肉とはひと味違った味わいを楽しめる。ほか、親子丼やオムライス、土鍋ごはんといった鶏料理は子供連れにも好評で、おしゃべりしながらのんびりと酒を酌み交わしたい。

居酒屋 SUGA

函館市美原5-18-22

17時半~22時(21時半ラストオーダー)

月曜定休(日曜不定休)

禁煙 駐車場3台あり

キャッシュレス決済利用可

080-9617-9903

(この記事は、フリーマガジン「ハコラク」7月号から再構成したものです)


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