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函館で冬に食べたい!あったかチーズ料理<その2>

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 寒い日が続いている中、アツアツのチーズ料理が楽しめる函館のお店をご紹介します。

 新店の看板料理から王道のピザ、創作メニューに懐かしの味…まろやかでとろける食感を召し上がれ。

 第二弾は「住宅地編」です。

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■grill de bar Chi-Chi-Pappa

洋食酒場で味わう冬の幸せ 焼きたて熱々のパングラタン

 函館市内でバーや焼肉居酒屋を経営してきたマスターと、さまざまな飲食店で経験を積んだ料理人の金田翼さんが腕を振るう洋食酒場。自家製レバーパテ、枝豆のペペロンチーノ、マグロと長ネギのアヒージョなど酒にぴったりのアラカルトやグリルメニュー、刺身や焼肉、みそ鍋で味わう馬肉料理も自慢で、多彩な料理を囲み楽しく飲める空間を築いている。

 煮込みハンバーグや牛すじカレーなどの洋食メニューの中で、特に種類豊富なのがグラタン。作り置きはせず、注文を受けてから手作りする「パングラタン」は、マスターが好きだった今はなき老舗喫茶店の味を思い出し再現したという一品。スライス食パンを3枚重ねて中央をくり抜き、鶏肉やシメジとじっくり炒めたベシャメルソースをこぼれんばかりに注ぎ入れ、ミックスチーズをたっぷりかけてオーブンで約15分。カリッと焼けた風味豊かな食パンとバターや生クリームをふんだんに使う濃厚なマカロニグラタンの相性が抜群で、寒い季節にぴったりのごちそうだ。

grill de bar Chi-Chi-Pappa(チーチーパッパ)

函館市富岡町3‐41‐7

13時~24時

月曜定休 

禁煙 駐車場あり

キャッシュレス決済利用可

☎090‐2877‐1512

 

 

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■パフェとお食事の店 パーラー花車

チーズがあふれる絶品パスタ 時代を超えて愛される一皿

 1987年に畑中くみさん夫妻が創業し、花園温泉に併設して営業。かつての修業先で函館市本町にあった「スイートパーラートップス」の味をそのまま再現したフードメニュー、旬のフルーツやイベントにちなんだパフェが、子供から年配客まで広く愛されている。

 「ミートソースチーズ焼」は、皿からあふれ出したチーズが食欲を刺激する、幅広い世代に人気の一皿。70~90年代の函館の若者らに絶大な人気を誇ったトップスで「スパゲティグラティーナ」と呼ばれ、当時を懐かしんで足を運ぶ来店客の青春時代の思い出でもある。オーブンでこんがりと焼かれたトロトロのチーズにフォークを差し込めば姿を現すのは、ボリューム満点のスパゲッティ。ミートソースの優しい酸味を、モッツァレラなどのまろやかなミックスチーズが引き立て、歯ざわりの良いホウレンソウ、切れ目を入れた真っ赤なウインナーが程よいアクセントに。皿の縁に付いたカリカリに焼けたチーズをフォークで削りながら食べるのも楽しい。

パフェとお食事の店 パーラー花車

函館市花園町40‐34

15時~21時(20時半ラストオーダー)

※日曜・祝日は12時から営業

月曜定休 禁煙 駐車場あり

☎0138‐55‐8607

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■韓国料理 とらじ

よく伸びるまろやかチーズと本場の甘辛さがやみつきに

 韓国人の両親を持つオーナーが、本場の味を日本の人にも食べやすく振る舞おうと2014年にオープン。専用の鍋で焼く豚バラ肉をサンチュで包んで味わう「サムギョプサル」、自家製ナムルを乗せる「石焼ビビンバ」、チーズ入りが特に人気の「チヂミ」など、韓国から取り寄せる食材を基本に一から仕込む料理をそろえている。

 「チーズタッカルビ」は7年ほど前、東京を中心にブームが起きたのをきっかけに提供を始め、予約制で定番メニューに。プリプリの鶏モモ肉をはじめ、キャベツとタマネギ、モチモチの韓国餅〝トック〟を具材に、コチュジャンベースの甘辛いソースで炒めて、スキレットに盛り付けたらどっさりとシュレットチーズをトッピング。卓上コンロで煮立ったら食べ頃で、豪快にかき混ぜると、取り皿に移すのも大変なほどチーズがよく伸びる。じんわり汗をかくキリッとした辛さも、食べ進むほど野菜から染み出す甘みやチーズのまろやかさでクセになり、体の芯まで温まった頃には味のとりこになっている。

韓国料理 とらじ

函館市日吉町3‐2‐7 菅原産業ビル1階

17時半~22時(21時半ラストオーダー)

不定休 禁煙 駐車場あり

キャッシュレス決済利用可

☎0138‐83‐8859

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■Restaurant OLD Western

割り干し大根の食感が楽しい 趣向を凝らした和風グラタン

 経営者とメニューを一新し、2021年に再オープンした〝楽しい洋食屋さん〟がテーマの店。東京のフランス料理店で7年間学び、札幌や函館の数々の飲食店で腕を磨いた料理人歴40年以上の竹浦力店主が、フレンチの技法をベースに手作りにこだわって、フォンドボーやソースから手掛け、昔ながらの洋食や季節の道南食材を取り入れる創作料理をそろえている。

 グラタンはその時々で内容を変えており、2月中旬までは「白身魚と割干し大根のグラタン」を提供する(以降は要電話確認)。グラタンの具材としては斬新な割り干し大根は、竹浦店主が子供の頃に食べた正月料理から着想を得たもの。パリポリとした歯応えの大根と、口の中でほどける旬の白身魚の異なる食感がクセに。まろやかなモッツァレラチーズと一緒に、熱々を一口含むと数種類のスパイスを利かせた自家製ホワイトソースの旨みが一緒に広がり、魚の頭や香味野菜で丁寧に取ったダシが後を引く。細部まで工夫を凝らした一皿が、舌の肥えた大人を満足させる。

Restaurant OLD Western(レストラン オールドウエスタン)

函館市西桔梗町835‐57

11時~15時、17時~21時(各1時間前ラストオーダー)

第2・4水曜のディナーと毎週木曜定休

禁煙 駐車場あり

☎0138‐76‐7039

(この記事は、フリーマガジン「ハコラク」2025年2月号から再構成したものです)


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