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人気沸騰の函館みやげ「がごめ昆布」のおいしい食べ方

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函館周辺の限られた海域で主に生育している「がごめ昆布」。バラエティ番組の「ためしてガッテン」や「秘密のケンミンSHOW」で紹介されて、一躍注目度アップ。昆布といえばだしをとるもの、という常識を覆して、驚異的な粘りをもつ昆布そのものをモリモリ食べるスタイルが人気を呼んでいます。ネバネバ食品ファンにも、健康が気になる方にもおすすめ、函館みやげの新定番「がごめ昆布」の魅力に迫ります。
 
◆がごめ昆布のネバネバの秘密
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だし昆布(真昆布や利尻昆布など)を水でもどすと、表面が少しヌルッとします。これは水溶性の食物繊維。このとろみ成分が、がごめ昆布には他の昆布より豊富に含まれているため、以前からとろろ昆布や松前漬けの材料として利用されていました。ただ、だしが少なめで、高級な真昆布に混じって採れることから、かつてはやっかい者扱いされていたことも......。それが、昆布の粘りが健康や美容にいいと話題になり、一躍注目を集めます。がごめ昆布には、特にアルギンサン、フコイダン、ラミナランなどの粘り成分が豊富。がんや動脈硬化、高血圧の予防などに期待が高まっています。
 
◆昆布水を飲むなら「一枚もの」 
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函館のみやげ店には、いろいろな種類のがごめ昆布が並んでいます。「秘密のケンミンSHOW」で紹介された昆布水に使われていたのは、一枚もの(80g1000円程度)。
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水に一晩漬けて、とろみ成分が出てきた「がごめ昆布水」はそのまま飲用に。柔らかく戻った昆布は包丁で刻んで細かくたたき、ネバネバ料理に使います。刻んで売られているものより割安なことが多く、たっぷり食べたい場合におすすめです。
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がごめ昆布水は、口に含んだときのとろみ感がやさしい口当たりで、のど越しもいいもの。くせがほとんどなく、水分補給においしくいただけました。はさみで切り目を入れて水に漬けると、成分がよく出ます。
 
◆手軽に料理を楽しむなら「細切り」
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あらかじめ細く切ってあるがごめ昆布は、戻す時間が短くてすむので手軽。細いものほど口当たりがソフトです(40g600円程度)。
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戻すときは、がごめ昆布の量より多めの水を加え、さっと混ぜて10~20分おきます。
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昆布がしなやかに戻ったら、よく混ぜてみましょう。箸で持ち上げると、器からきれいに離れるほどで、粘りの強さにびっくりするはず。ここに調味料やいろいろな材料を混ぜて使いますが、扱いにくい場合は、少し水を足してみるといいでしょう。
 
◆がごめ昆布の食べ方いろいろ
がごめ昆布は、自由に材料を合わせて料理できます。基本的に混ぜるだけでOK。昆布に塩分が含まれているので、しょうゆなどの調味料は味をみながら加えます。ナイスマッチな食べ方の一例をご紹介しましょう。
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納豆あえ
ネバネバ同士の仲よしコンビ。薬味に刻んだネギをプラス。引き割り納豆のほうが、よくなじみます。
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たらこあえ
魚卵のプチプチも、おすすめの取り合わせ。地元では、火を通したホッケやゴッコの卵で作ることも。
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浅漬けあえ
野菜にかるく塩をふって絞り、よく混ぜると漬け物風に。白菜、きゅうり、キャベツ、かぶなどでどうぞ。
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刺し身あえ
刺し身と合わせて少しおくと、昆布じめ風にうまみが移ります。写真はたこ刺しに、刻んだ梅肉をプラス。
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炊き込みご飯
炊飯器に米と水をセットして、米に乗せて炊きます。蒸らす時にたこの刺し身を加えると、海の香り満点。
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おろしあえ
大根おろしに削り節とともに加えます。もっちりした口当たりが新鮮。汁そうめんやうどんに加えても。
 
なお、がごめ昆布のとろみは熱に弱いので、ネバネバの口当たりを楽しみたいなら、60℃以下で調理しましょう。ただ、体にいい成分は熱を加えても安定しているので、加熱調理しても問題ないとのこと(フコイダンの原料製造を行うタカラバイオ株式会社による)。昆布水を温めてスープや吸い物に使ってもいいでしょう。
 
2011/5/17公開
 
主な海産物販売店・通販サイト
がごめ昆布は、JR函館駅や函館空港などのみやげ店のほか、海産物専門店で広く販売されています。
 
函館市若松町20-1(キラリス函館内) 0138-27-4777
 
函館市末広町16-14 0138-22-1617
 
梶原昆布店(外部通販サイト)
函館市若松町9-19朝市駅二市場内 0138-23-6011
 
丸善納谷商店(外部サイト)
函館市新川町28-1 0138-22-2926
 
函館市川汲町1546番地12  0138-25-5574
 
かまだ商店(外部サイト)
函館市川汲町1546 0138-25-5552
 
がごめ昆布 ねばねば本舗(外部通販サイト)
 
昆布村(外部通販サイト)
 
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