新緑と花を楽しむ、初夏の香雪園散策
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函館の紅葉の名所、香雪園(見晴公園)。北海道で唯一の国指定文化財庭園で、紅葉ばかりでなく、四季を通じての美しい風景が魅力です。6月のある日、園内を散策すると、すがすがしい新緑と、さまざまな花が目を楽しませてくれました。広大な敷地の中を爽やかな風が吹きわたる、自然豊かな初夏の香雪園をご案内します。
(香雪園のシンボル、数寄屋造りの純和風建築「園亭」)
◆湯の川エリアの高台にある風景式庭園、香雪園
香雪園は、北海道内有数の呉服商であった岩船家が明治後半から大正初期にかけて別荘として整備した回遊式庭園。湯の川温泉街近くの高台に位置する見晴公園内にあり、函館で一番の紅葉の名所ですが、春は桜、夏は緑、冬は雪景色と、四季それぞれに風情があり、自然を楽しみながらの散策にはぴったりです。
園内マップ
秋は赤や黄色の錦模様になるカエデ並木、初夏はみずみずしい新緑で迎えてくれます。
◆園内で見つけた花をご紹介
ボタン
(後ろの建物は、大正時代初期に建てられたといわれる旧管理人住宅)
シャクヤク
ライラック
リュウキュウツツジ
フジ
シャクナゲ
テマリカンボク
アヤメ
いかがでしたか。花と新緑を訪ねて、どうぞ香雪園にお出かけください。
「木の香りを全身で吸い込む幸せ。緑の清々しさ、癒やし。紅葉ばかりではなく、この時期の花々の美しさが沁みました」(2020/6/8撮影/Yoko Mori)
2020/6/12公開
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