東北以北最古のエレベーター
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市電「十字街」電停そばの「函館市地域交流まちづくりセンター」に現存する、手動制御のエレベーター。現在も稼働中で、スタッフに申し出ると乗ることができる。
市電「十字街」電停から歩いてすぐの南部坂のふもとに、「函館市地域交流まちづくりセンター」がある。ここには、東北以北に現存する最も古いエレベーターがある。
この場所には元々、大正12年創業の「丸井今井呉服店函館支店」があった。耐火性に優れた鉄筋コンクリート造りの建物には、昭和5(1930)年にオーチス社製の最新式エレベーターが取り付けられる。しかし、その4年後の昭和9(1934)年3月に大規模な火災が発生し、建物内部が全焼した。現在残っているエレベーターは、火災後に新しく取り付けられた2代目である。
平成元(1989)年には市の「景観形成指定建造物」に指定され、建物の老朽化による改修を経て、平成19年4月に現施設に生まれ変わった。現在でもスタッフに申し出ると、説明を受けながらエレベーターに乗ることができる。
問合せ先 | 函館市地域交流まちづくりセンター |
所在地 | 函館市末広町4-9 |
電話番号 | 0138-22-9700 |
営業時間 | 9:00~21:00 |
定休日 | 年末年始(12/31~1/3)※器材点検のため月1回程度臨時休館する場合があります |
アクセス | 市電 十字街電停 徒歩2分 |
駐車場 | 有 30台 |