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北海道最初の公園「函館公園」

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イギリス領事のユースデン夫妻のよびかけにより、明治12(1879)年に完成した北海道最初の公園。国の補助金と併せて、市民の資金・労力などの提供で造成された。

開国時に締結した在留外国人の生活環境改善を求めた条約によって、日本は公園を整備するように義務づけられた。

函館は同時期に開港した横浜や神戸より外国人の数が少なく、資金の関係でなかなか実現できなかった。しかし、イギリス領事のユースデン夫妻が「病人には病院が必要なように、健康な人には公園が必要」 と強く呼びかけたところ、市長や豪商が中心となり、国の補助金と併せて、役人や市民、僧侶まで工事に参加。明治12(1879)年、文字通り官民一体による北海道最初の市民公園「函館公園」が完成した。

工事期間は1年7カ月、公園内の樹木や石灯篭、橋、庭石などはすべて函館区民の寄付によるものである。函館の商人・逸見小右衛門は、奈良の吉野山から取り寄せた桜の苗木のうちの数百本を公園に寄付し、現在でも春の連休ころには私たちの目を楽しませてくれる。公園内には多くの記念碑や文学碑もあり、明治22年に上水道が完成した際の記念噴水塔(現存はレプリカ)などもある。

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問合せ先 管理事務所
所在地 函館市青柳町17
電話番号 0138-22-7255
料金 無料
アクセス 市電 「青柳町」電停 徒歩3分
駐車場 有 8台

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