日本最初の洋式築造城郭「五稜郭」
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箱館はじめて物語
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幕末の開港時に箱館の防備強化を図るため、元治元(1864)年に造られた日本最初の洋式築造の城郭。設計は、学問所「諸術調所」教授でもあった武田斐三郎。
五稜郭は、幕末の開港時に箱館の防備強化を図るために造られた、日本最初の洋式築造の城郭である。設計者は、学問所「諸術調所(しょじゅつしらべしょ)」の教授でもあった武田斐三郎(たけだあやさぶろう)である。彼はフランスの軍艦コンスタンティーン号で西洋の台場や城塞について学び、五稜郭の設計に活かしたという。
五稜郭にある箱館奉行所は元治元(1864)年に建造されたが、それ以前は現在の元町公園にあった。元町公園と言えば大変見晴らしがよく、函館湾を一望できる。一方、外国船から攻撃対象として狙われやすかった。そのために、砲弾の届かない場所として五稜郭に移転したが、死角がないと思われていた五稜郭も、発達した近代火器に対しては無力であった。五稜郭へは、実は海から砲弾が届いたという。
現在、五稜郭は北海道唯一の国の特別史跡に指定され、平成22(2010)年7月には箱館奉行所が復元・公開された。長野県佐久市の龍岡城は、国内で唯一五稜郭と同じ星型である。
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特別史跡五稜郭跡
問合せ先 | 函館市教育委員会生涯学習部文化財課 |
所在地 | 函館市五稜郭町44 |
電話番号 | 0138-21-3456 |
料金 | 公園内無料 (箱館奉行所 大人500円 小人250円 未就学児無料) |
アクセス | 市電 「五稜郭」電停 徒歩15分 |
駐車場 | 無 (付近の有料駐車場か、なるべく公共交通機関をご利用ください) |