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日本最初のコンクリート製寺院「東本願寺函館別院」

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明治40(1907)年の大火後の明治45(1912)年に起工された、日本初の鉄筋コンクリート造りの寺院。二十間坂沿いにあって、黒光りする3万3千枚の瓦は圧巻。

函館は日本で最初にコンクリート製の寺院ができた地である。その寺院の名は、真宗大谷派函館別院(東本願寺函館別院)。建設を主導したのは、檀家総代であった金森倉庫の渡辺熊四郎であった。 

明治40(1907)年の大火後の明治45(1912)年に起工されるが、市民から、「大きな屋根を本当にコンクリートで支えられるのか?」「人々に踏まれた土砂を利用するのは不敬ではないのか?」などの声が出て、寄付がなかなか集まらなかった。そこで、建築の途中のコンクリート製高床に芸者を上げて手踊りさせたり、見物人も高床に上げて安全性を確認させたりと、苦労を重ねて理解を求めた。

大屋根や塀の瓦の数は3万3千枚にも及ぶ(ちなみに、五稜郭に再建された箱館奉行所の瓦の数は3万7千枚)。平成19(2007)年には国の重要文化財に指定されている。

※2022(令和4)年12月から2028(令和10)年12月まで保存修理工事中

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問合せ先 東本願寺函館別院
所在地 函館市元町16‐15
電話番号 0138-22-0134
アクセス 市電 「十字街」電停 徒歩8分
駐車場

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