プロも旅行者も満足、「はこだて自由市場」の楽しみ方
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イカ釣り体験
鮮魚、青果、乾物などを扱う約40店が軒を連ねる「はこだて自由市場」。専門性の高い品揃えをしている店が多く、地元の料理人などが仕入れに訪れる「プロ御用達の市場」として知られています。
市民の買い物どころとしても支持を集めており、近年は評判を聞きつけた旅行者も多く訪れます。そこで、旅行者目線での「はこだて自由市場」の楽しみ方を大特集。買い物、イカ釣りや炭火焼き体験、刺し身のちょい食べなど、函館グルメ満喫!です。
◆プロのニーズに応える鮮度と品揃え
はこだて自由市場はいわゆる「観光市場」ではなく、料理人など飲食のプロと地元の一般市民が日常的に訪れる市場。魚介類の鮮度や質に厳しい市民性を反映し、朝仕入れたばかりのキラキラした目の鮮魚が豊富に並びます(写真はマルミ佐藤商店)。
北海道といえばカニ。新鮮なうちに浜ゆでして旨みを閉じ込めたカニも豊富に揃います(同)。
発泡スチロールの魚箱に入った活貝もいろいろ。北海道産のカキやホタテ、その他の多彩な貝類に出会えるかもしれません(同)。
一尾丸ごとで並んでいる魚も、それぞれの店に頼めばおろしてもらえます。すぐに食べられる刺し身をパック売りしている店もあるので、要チェック。(写真は前鮮魚店)。
◆市場ならではの専門店にも注目
取り扱う商品のラインナップが店ごとに大きく異なるのも、はこだて自由市場の特徴です。函館で唯一、全国的にも珍しいイカ専門店「富田鮮魚店」。その場でさばいたばかりのイカ刺しも買えます。
ほどよく脂がのった、しっとり滑らかな口当たりと濃厚な旨みが特徴の紅鮭を専門に扱う「鮭の加藤商店」。
脂がのった「根ボッケ」、カレイ、キンキなどの干し魚を専門に扱う「カネサボシ杉山商店」。
そのほか、特色ある店がいろいろ揃っています(公式サイトの店一覧をご参考に)。市場内は5分ほどでひと回りできますので、まずは目星をつけながら全体をぐるりと回り、そこから買いたい商品のある店に戻って買い物するのがおすすめです。全店地方発送に対応しており、買った品を自宅や友人・親戚に直接送ることもできます。市場内の他店で買った品を一緒に梱包してくれる場合もあるので、相談してみてください。
◆活イカや刺身をその場で食べる!
早朝に獲ったイカを生きたまま販売する「活イカ」は、漁場と消費地が近い函館ならではの名物。市場の一角に、この活イカを自分で釣り上げることができる「活いかつり堀」があります。
イカの耳の部分をねらって釣り針を垂らします。釣り上げた瞬間に水を噴くこともあるのでご注意を。
釣り上げたイカは、その場でイカ刺しにしてもらえます(時価、体験料込みで1ぱい1000円前後)。ご飯(200円)と味噌汁(100円~)も活いかつり掘コーナーで購入可。つり掘向かいにある席に座って、いただきましょう。透き通るようなイカのコリコリした食感とあっさりした味わいをお楽しみください。
※市場内の寿司店「函館すし雅」に持ち込んで握ってもらうこともできます(混雑している時は対応できない場合もあります。事前に要問合せ)。
ここで買えるご飯と味噌汁に市場内で買った刺し身を添えれば、立派な刺し身定食が完成! 店頭で切り分けた鮮度抜群の刺し身は、ひと切れひと切れに素材の旨みがぎゅっと詰まっています。
◆市場で買った食材を炭火焼で
活いかつり掘りの向かいにある炭火焼コーナーでは、市場内で買った食材を自分で海鮮焼きにして食べることができます。炭火は用意してあるので手ぶらでOK。炭をおこすのに時間がかかるため、市場を訪れる前に予約するか、買い物前に活いかつり堀コーナーにいるスタッフに声をかけておくと安心です。利用料金は小学生以上1人1時間400円、利用時間は9時~14時(利用開始は13時まで)。
この日は、根ボッケ、紅鮭、活アワビ、アスパラ、殻付きウニ、ボタンエビを焼いてみました。根ボッケは脂がのっていてうまみ満点、アワビはふんわりした甘みと柔らかな歯ごたえが印象的。何もつけなくても甘くておいしいアスパラや、口に入れた瞬間に濃厚なうまみとともにとろけていくウニも絶品です。高級食材がお手ごろな値段で味わえる炭火焼き、函館ならではの旅の思い出としてぜひお試しください。
そのほか、市電通り側から入って右の一角には飲食店が並んでおり、観光客はもちろん、買い物に訪れる市民や市場で働く人などでいつも賑わっています。買い物も食事も大満足、午前中からお昼にかけて出かけるのがおすすめです。
店内案内図(公式サイトより)
所在地 函館市新川町1-2
アクセス 函館駅前から市電で2駅4分「新川町」電停下車、徒歩1分
営業時間 8:00〜17:30(店によって異なる)
定休日 日曜日
問い合わせ 函館自由市場協同組合 0138-27-2200
2022/8/29公開
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