新幹線・新函館北斗駅から、レンタカーで函館市内へ

投稿日: 2023年03月10日
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北海道新幹線の終点「新函館北斗駅」で降りて、函館市内へ向かう場合、JRの新幹線用アクセス列車や路線バスなどの公共交通機関を使うかたが多いかと思いますが、レンタカーを使うのもメリット充分。旅行カバンやスーツケースなどを積んで、目的地まで楽に行けるほか、途中にある店や観光スポットに立ち寄りながら旅を楽しむことができます。函館市の中心部まで18キロ、30~40分の道のり。ドライブ大好きな記者が、主要道路を使ってのアクセス方法を、写真を交えてわかりやすく紹介します。

 

 

◆新函館北斗駅前にはレンタカー各社の営業所があります

 

JR新函館北斗駅の南口を出ると、レンタカー会社の営業所が建ち並んでいます。交差点の左手にはニッポンレンタカータイムズカーレンタルオリックスレンタカー。交差点前にはトヨタレンタリース。交差点の右手には駅レンタカー日産レンタカー。会社によっては、JR函館駅前や函館空港などにある営業所で乗り捨てても別途料金がかからないことがありますので、事前に確認をし、上手にプランを立てるといいでしょう。手続きを済ませ、さあ函館市内に向けて出発しましょう。

 

 

 

◆国道227号線(大野新道)を通るルート

函館市と江差町を結ぶ一般国道。新函館北斗駅から函館市までは片側2車線で道幅が広く、また見通しがいいことから、運転しやすい道路のひとつです。

 

【A】JR函館駅、五稜郭方面

JR新函館北斗駅南口正面の「新函館北斗駅前通」を、まっすぐに約1キロ走ります。

江差方面・札幌方面と分かれる交差点を左折し、国道227号線(大野新道)を函館方面へ。こちらは、2014年秋と2015年春に新幹線の車両を陸送する際に通った道でもあります。

北斗東前付近では、新幹線高架橋が道路を横切っています。

左手にガソリンスタンド(出光セルフ&フル追分)が見えたころから右側車線に入り、国道227号線と道道100号線(産業道路)との交差点を右折します。

道南いさりび鉄道を越える「七重浜こ線橋」を渡り、その先の七重浜7丁目交差点を左折します(国道227号・函館方面へ)。

北海道ガス函館支店前の交差点をまっすぐ走ると五稜郭方面へ(詳細)、右折して国道5号線を走るとJR函館駅に着きます(詳細)。

 

 

【B】函館山、元町、ベイエリア方面

【A】のルートをたどり、七重浜7丁目交差点で左折せず直進します(フェリー方面)。

道なりにしばらく進むと、ともえ大橋の入口へ。

函館港と、ふ頭に係留される青函連絡船記念館摩周丸を右手に見ながら長い橋を渡ると、ベイエリア、西部地区に入ります(詳細)。

 

【国道227号線(大野新道)沿いの立ち寄りスポット】

あぐりへい屋

JA新はこだてが運営している農産物直売所。食や農に関する情報を提供し、見る・知る・選ぶ・味わうことができる体験型の直売所で、加工品の販売やフードコーナーなどもあります。

 

東前温泉 しんわの湯

源泉かけ流しの温泉施設。9種類のお風呂があり、大浴場には2つの泉質のお湯に分かれています。朝早くから夜遅くまで営業しており、地元の人でいつも賑わっています。

 

 

 

◆国道5号線(赤松街道)を通るルート

JR函館駅前を通り、札幌まで続く幹線道路が国道5号線。通称・赤松街道で、日本の道百選や土木遺産にも選ばれており、沿道に植えられた約1400本の立派な赤松が目を引きます。

 

【C】JR函館駅方面

(1)JR新函館北斗駅南口を背にして、左手の道路(新函館北斗駅環状通)を走ります。

(2)正面に新幹線の高架橋が見えたら、手前の信号のある交差点を左折。

(3)高架橋をくぐり抜け、道道1176号線を進むと、七飯町のカントリーサインが見えてきます。

(4)その先、左手にセブンイレブン、右前方に道の駅なないろ・ななえの看板がある交差点を右折すると、国道5号線に入ります。

(5)右側車線を走り、函館新道と分岐する交差点で右折し、国道5号線を行きます。

(6)立派な赤松が並ぶ赤松街道。七飯町の中心部を通り、まっすぐ走っていくと、JR函館駅に至ります(詳細)。

 

 

【国道5号線(赤松街道)沿いの立ち寄りスポット】

道の駅なないろ・ななえ

函館に隣接する七飯町の、国道5号沿いにある道の駅。りんごや王様しいたけなどの特産品、限定フード&スイーツ、定番みやげも充実。駐車場は24時間利用可。

 

ラッキーピエロ峠下総本店

函館のご当地ハンバーガーショップの郊外店。約3000坪の土地に約300坪のログハウス風の建物があり、席数は208席と、函館市内・近郊にあるラッキーピエロの中で、最も広い店。

 

はこだてわいん葡萄館本店

はこだてわいん葡萄館本店 国道5号線・赤松街道沿いにある「はこだてわいん」の直営店。常時70種類近くの商品が並んでおり、試飲もできます。月替わりで用意されているワインソフトクリームも人気。

 

ななえ天然温泉 ゆうひの館

国道沿い、七飯町中心部にある日帰り温泉施設。レンタルのタオルやバスタオルなどがセットになった入浴セットもあり、手ぶらで気軽に立ち寄れます。

 

こなひき小屋

北海道産の小麦や地元食材を取り入れ、地元住民、料理人、遠方にも多くのファンを持つパン屋。菓子パン、調理パン、デニッシュ・ペストリー、ドーナツなど、定番だけでも常時70~80種類扱っています。

 

 

 

◆国道5号線・函館新道を通るルート

一般道の国道5号線を使わずに、バイパスの自動車専用地域高規格道路である函館新道を使うと、若干時間が短縮されます。高台にあるため、途中、前方には函館山や五稜郭タワーも見え、夜は、函館市内の夜景も眺められます。

 

【D】JR函館駅方面

【C】の(1)~(4)をたどって国道5号線に入り、函館新道と国道5号線(赤松街道)とが分岐する交差点を直進して、函館新道七飯藤城ICに入ります。
 
函館ICを降りてそのまま直進し、途中の案内板に従って右側車線を走り、高架橋を渡ります。その後、国道5号線(一般道)と合流し、JR函館駅前に至ります(詳細)。

 

【E】函館空港・湯の川温泉方面

2021年春に函館空港ICまで開通した自動車専用の地域高規格道路・函館新外環状道路を利用すると便利です。【D】のルートで七飯藤城ICから函館新道に入り、函館IC(ジャンクション)で分岐している函館新外環状道路へ。右手には函館市内の街並みや函館山などが見渡せ、気持ちよく走り抜けられます。

函館新外環状道路の終点・函館空港ICで降りると、そのまま一般道(道道1177号函館空港インター線)に入ります。

間もなく見えてくる青の道路案内標識にしたがって左折すると、函館空港まですぐです。湯の川方面に向かう場合は、同じ標識にしたがって直進します。

直進すると、間もなく国道278号線に突き当ります。突き当りを右折すれば、ほどなくして湯の川温泉街に至ります。

 

 

 

◆函館市内を運転する際に知っておきたいこと

信号にある黄色の矢印や赤色の×印は「路面電車専用信号機」

函館市内を走っていると見かける、路面電車専用の信号機。信号が青で赤色の×印が出ているとき、車は進めます。信号が赤で黄色の矢印が出ているとき、車は進めません。

多叉路(たさろ)が多い函館市内

函館市内、特に特別史跡五稜郭跡周辺は、5本以上の道路が集まる交差点(多叉路)が多く、慣れていないと戸惑うことがあります。他の車の動きに注意しながら進みましょう。

観光中は駐車場、コインパーキングを利用

函館山のふもとの元町周辺やベイエリアは駐車禁止の道路がほとんどです。路上駐車は絶対にせず、短い時間でも必ず駐車場やコインパーキングを利用しましょう。

 

2016/4/26公開

 

 

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