元町公園

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街歩きの小休止地点ともなる、函館の歴史が凝縮された公園。港を見下ろしたり、歴史をかみしめたり、思い思いの休み方ができる。

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函館が「はこだて」と呼ばれるようになった由来の場所。その始まりは室町時代に遡ります。後に松前藩の初代藩主となる武田信広とともに、津軽からやって来た河野政通が、現在の元町公園とペリー提督来航記念碑のある広場付近に、箱型の館を築いたことから、「箱館」の名がついたそうです。江戸時代には箱館奉行所が開かれ、その後も北海道庁函館支庁庁舎(現在はレストランとして使用。北海道指定有形文化財)等が築かれるなど、常に函館を司っていたのがこの場所です。

旧支庁庁舎の横には、私財をなげうって函館の都市形成に貢献した「四天王」、今井市右衛門、平田文右衛門、渡辺熊四郎、平塚時蔵の像があります。余談ですが、彼らを四天王と呼んだのは、俳優・時任三郎の祖先である、時任為基(明治初期の函館の発展に寄与した役人)であります。

隣の旧開拓使函館支庁書籍庫(北海道指定有形文化財)のレンガには、明治の製造年の刻印が残されています。どうぞ探してみてください。
 
初夏には坂の下の旧イギリス領事館とともに、薔薇が咲き乱れる名所として市民によく知られています。公園の広場ではチャリティーイベントやフリーマーケットなどの催し物のほか、8月には「はこだて国際民俗芸術祭」が行われます。

基坂下から見ると、まるで公会堂の前庭のような位置に元町公園はありますが、このそれほど大きくない公園には、たくさんの「函館」が詰っています。函館港を一望できる絶好のポジションでもあるこの公園。室町時代の人は、この港をどのように見たのだろうか、などと想像しながら、旅の足を少し休めてみてください。
 
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  • 無料で入れる施設
  • 深夜・早朝でも入れる施設
  • 市電から徒歩5分以内
  • 車イス対応トイレ

詳細情報

住所 函館市元町12
アクセス情報

市電 「末広町」電停 下車 徒歩5分

問合せ先 函館市観光案内所
電話番号 0138-23-5440
利用時間

入園自由

駐車場

なし(函館市元町観光駐車場 最初の1時間200円、以降30分ごと100円)

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