元町ガラス工房
基坂ぞいに建つ「元町ガラス工房」は、明治42年に建てられた、函館ならではの和洋折衷の美しい外観が目印です。工房内は、大きな窓と吹き抜けの効果で開放感があり、落ち着いた雰囲気の中で、ヴェネチアガラスのミルフィオリなどを用いた体験メニューが楽しめます。
常時30種ある豊富なメニューの中から「ミルフィオリのストラップ(2200円)」を体験しました。ミルフィオリ(Millefiori)とはイタリア語で「ミル=千」の「フィオリ=花」。金太郎飴のように特殊加工した棒状の細いガラスを、5㎜前後の長さに細かくカットしたものがたくさん用意されており、お好きな色を7個選んで丸く並べます。
組み合わせは無限大。7個のうち、1個違う色に変更しただけで、ガラリと雰囲気がかわります。7個すべてバラバラの色を適当に組み合わせても、それはそれでとてもかわいらしく、さまになります。赤、ピンク、オレンジ、黄緑、紫、黒、、、さまざまな組み合わせを夢中になって楽しんでいるうちに、なんと30分以上経過。7つの候補であれこれ迷っていたところで、工房代表の山崎さんからアドバイスをもらい、ようやく水色系のミルフィオリに決まりました。約900度の窯でガラスを溶かす工程は、山崎さんにおまかせ。ミルフィオリ選びにたっぷり時間をかけたものの、それでも2時間とかからずに、コロンと丸みを帯びた、かわいらしいオリジナルストラップが完成しました。
「完成品をお渡しできるまでの待ち時間(約50分)は、周辺で食事を済ませていただいたり、公会堂、教会群、ベイエリアなど、最寄りの観光スポットを散策していただいています。お急ぎの場合は地方発送(有料)も承ってます」と山崎さん。おひとりでも体験可能で、通常は予約なしで気軽に申し込めますが、修学旅行シーズンは混雑が予想されるため、事前の予約がおすすめです(予約割引あり)。夏休み、冬休み期間中は、お子さんの自由研究も兼ねて訪れるご家族も多く、坂道続きで歩き疲れたとき、悪天候で街歩きが大変なときなど、休憩も兼ねて工房を訪れ、体験を楽しむかたもいらっしゃるそうです。
人気の体験メニューは、キーホルダー、ネックレス、はし置きなどの小物のほか、「函館旅行で撮影した写真を飾りたい」と、フォトフレームも好評です。修学旅行で工房を訪れた小学生の間では、ストラップや灰皿が人気で、これは「両親や祖父母へのおみやげに」という理由からだとか。体験見本も豊富なので、作品のイメージをふくらませやすく、どなたでも手軽に手作りの楽しさを味わうことができます。また、工房はショップも併設しており、アクセサリー、ステンドグラス製品など、工房オリジナルのガラス製品がズラリ。おみやげ選びにもピッタリです。
関連記事
カテゴリー
-
ベイエリア
-
手作り
-
体験メニュー(予約不要)
-
明治・大正の建物
-
指定文化財等
-
雨や雪でも楽しめる
-
市電から徒歩5分以内
詳細情報
住所 | 函館市大町1-33 |
---|---|
アクセス情報 |
市電 「末広町」電停 下車 徒歩2分 |
電話番号 | 0138-27-8836 |
利用時間 |
9:00~16:00(体験受付は14:30まで) |
休日 |
第3木曜日 |
利用料金 |
ストラップ体験2200円、フォトフレーム体験2800円など(事前予約割引あり) |
駐車場 |
なし(函館市元町観光駐車場など) |
関連リンク |
元町ガラス工房 |