函館市青函連絡船記念館摩周丸

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青函連絡船として就航していた「摩周丸」を利用した博物館船。操舵室、無線通信室など、現役当時のままの形で見学できる。元乗務員が館内を案内するガイドツアーも人気。

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北海道と本州を隔てる津軽海峡にはかつて、青函連絡船が航行していました。函館は北海道の玄関口となり、人の往来だけでなく、さまざまな物資が集積。1988(昭和63)年の青函トンネル開業に伴って、旅客貨物輸送の役目を鉄路にバトンタッチすると同時に、青函連絡船は惜しまれつつ廃止されました。現役引退した船舶のうち、濃い青色の船体が特徴の「摩周丸」は、資料展示とともに船内見学のできる観光名所へと生まれ変わり、 JR函館駅近くの岸壁に係留。以来、往年の姿を懐かしむ人が訪れ、再会を果たしています。
 
JR函館駅を出て、函館朝市を脇に見ながら約300メートル進むと到着します。館内へ通じる2階の乗船口を入るとすぐに、銅鑼(どら)や補助汽船の錨(いかり)などが出迎えてくれます。3階には船の備品や模型、歴史をつづるパネルなどが並ぶほか、椅子席に腰掛けて函館港を窓越しに眺めていると、あたかも船旅中かと勘違いしてしまいそうです。
 
4階は運航の中枢部を担った場所。操舵室では舵輪を握っているだけで船長気分に浸れ、無線通信室ではモールス信号の打鍵を体験できます。甲板に出ると、吹き抜ける潮風。ひと際高い位置にある屋上のコンパス甲板は、海面から約15メートルの高さに達します。このほか、多目的ホールには解放感のあるカーペット敷きの座席が再現されています。
 
その高性能ぶりから、「海の新幹線」の1隻に数えられた摩周丸。船になじみのなかった人のみならず、当時の連絡船を知る人にとっても、港町・函館の歴史の一端に触れる貴重な機会になるはずです。元船長など乗務員が、歴史やしくみを解説するガイドツアーは、1組8名までで4日前に要予約。ガイド料は無料です。
 
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カテゴリー

  • 函館駅前・大門
  • 博物館(市内)
  • 眺望がいい
  • 博物館・資料館等
  • 雨や雪でも楽しめる
  • 市電から徒歩5分以内
  • オムツ替えスペース
  • PCを持ち込んでの作業可

詳細情報

住所 函館市若松町12番地先
アクセス情報

市電 「函館駅前」電停 下車 徒歩5分

電話番号 0138-27-2500
利用時間

(4~10月)8:30~18:00(入館は17:00まで)、(11月~3月)9:00~17:00(入館は16:00まで)、(12月31日~1月3日 臨時営業)10:00~15:00

休日

定休日なし。3月中旬または4月中旬に船舶検査等で臨時休館あり。 そのほか、修繕工事等による臨時休館あり

利用料金

大人500円、児童生徒250円、幼児・未就学児童無料

駐車場

あり(入館者は函館駅前広場駐車場、函館市若松町駐車場利用で2時間まで無料)

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