立待岬
市街地から見て函館山の左端に位置する立待岬は、海に突き出る形で海抜約30mの断崖がそそり立ちます。大森浜から湯の川温泉街へと通じる海岸線 と、津軽海峡を一望できる絶景の場所で、かつて、寛永年間には北方警備のため異国船の往来を監視する台場、明治時代には函館要塞の背後を防御する要塞が築かれました。
「立待」という名は、一説でアイヌ語の「ピウス」(岩の上で魚を待ち伏せして、ヤスで獲る場所)を意訳したとされています。岬一帯の岩は、斜長石や角閃石などからなり、縞模様に見え、五稜郭築城の際、石垣の一部に使用されました。
広場の一角は「はまなす公園」として整備され、北海道の花であるハマナスがたくさん植えられて、夏には香りのいいピンク色の花で楽しませてくれます。その名も「はまなす」という売店もありますが、営業は夏の間のみです。
広場の一角は「はまなす公園」として整備され、北海道の花であるハマナスがたくさん植えられて、夏には香りのいいピンク色の花で楽しませてくれます。その名も「はまなす」という売店もありますが、営業は夏の間のみです。
また、岬の手前のほうには与謝野寛・晶子の歌碑が建てられています。市立函館博物館の創設者だった岡田健蔵の功績を称えるため、1957(昭和32)年8月に建立。寛が岡田氏の親友・宮崎郁雨を読んだ「濱菊を郁雨が引きて根に添ふる立待岬の岩かげの土」、晶子による「啄木の草稿岡田先生の顔も忘れじはこだてのこと」との短歌が刻まれています。
坂の路面凍結などによる事故防止のため、冬期は車両通行止め。徒歩のみ通行可能となります。
坂の路面凍結などによる事故防止のため、冬期は車両通行止め。徒歩のみ通行可能となります。
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詳細情報
住所 | 函館市住吉町 |
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アクセス情報 |
市電 「谷地頭」電停 下車 徒歩20分 |
問合せ先 | 函館市観光案内所 |
電話番号 | 0138-23-5440 |
駐車場 |
無料駐車場あり(40台、冬期は車両通行止め) |