大森浜(啄木小公園)

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住吉漁港から松倉川河口付近までの海岸のこと。かつては付近一帯に砂山が広がっていた。イカ漁の時期には漁火が美しく、元旦には海上からの日の出が見られる。

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津軽海峡に面した、函館山から東へのびる海岸が大森浜。立待岬がひかえる住吉町から、湯の川温泉、松倉川河口付近まで、彼方に青森県の下北半島を望む海が広がります。かつては付近一帯に砂山が広がっていたことから、砂の盛り上がる「大盛り」から名づけられました。

そのちょうど中ほど、日乃出町の大森浜に沿うように設けられているのが、石川啄木像が建つ「啄木小公園」。函館を愛した石川啄木をしのんで、1958(昭和33)年に啄木像(彫刻家・本郷新氏製作)が寄贈されたことに始まり、1977(昭和52)年に公園区域がさらに拡張・整備されました。函館周辺の石材を使用したり、ハマナス、コマハギクなどを植え込んだりして、郷土色豊かな海浜の風情を盛り込んだ公園となっています。

座像の下には、「潮かおる 北の浜辺の 砂山の かの浜薔薇(ハマナス)よ 今年も咲けるや」の歌が刻まれ、大森浜の海と砂浜を愛し、好んで散策した啄木の姿をしのぶことができます。

啄木像は海岸と海、函館山を背に建っていて、絶好のビューポイント。カメラの設置台もあり、セルフタイマーで啄木といっしょに写真を撮る人も多く見られます。砂浜に下りて、波打ち際を散策することもできます。また、初夏から晩秋にかけては、夜の津軽海峡に煌々と灯る真イカ漁の「漁火(いさりび)」を望むこともできて、風情満点です。

なお、公園に隣接する「土方・啄木浪漫館」には、「一握の砂」初版本や「悲しき玩具」のフランス装丁版など、貴重な資料が展示されています。

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詳細情報

住所 函館市日乃出町25
アクセス情報

「啄木小公園前」バス停 下車 徒歩1分

問合せ先 函館市観光案内所
電話番号 0138-23-5440
駐車場

無料駐車場あり(10台)

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