【2024年10月31日閉館】石川啄木函館記念館(土方・啄木浪漫館)
【2024年10月31日閉館】啄木小公園近くにある「土方・啄木浪漫館」内の資料館。豊富な資料の展示とともに、精巧な作りの石川啄木の実像ロボットが、自身の生涯について優しく語りかけて紹介する。
【2024年10月31日閉館。以下は閉館前の情報です】
夏にはハマナスの花が咲く啄木小公園に隣接する「土方・啄木浪漫館」は、函館にゆかりの深い土方歳三と石川啄木に関する「哀愁テーマパーク」と銘打った施設。石川啄木函館記念館は、その2階にあります。
階段を上がってまず見えてくるのが、石川啄木が愛した函館と啄木に関する資料がある展示室です。こちらでは、「一握の砂」初版本や「悲しき玩具」のフランス装丁版など、啄木と深いかかわりを持つ貴重な資料の数々を展示しています。
展示室奥にあるのが、「浪漫シアター」。こちらでは、明治40年の弥生尋常小学校(現・函館市立弥生小学校)の教室をイメージしたつくりとなっており、代用教員として務めていた石川啄木が歌を詠んだり、生徒や来館者に話かけたりしながら、授業を進めていきます。こちらの啄木先生、「現代の世界に蘇った!」と思うほど精巧な作りのハイテクロボットで、優しく語りかける姿を見ていると、教員時代の温かい人柄がよく伝わってきます。また授業の中では、啄木の浪漫あふれる物語が、大きなスクリーンを使って紹介されます。
授業が終わるとカーテンが開き、窓からは大森浜を眺めることができるのも素晴らしい演出。この大森浜は石川啄木が函館で最も好んだ場所ともいわれ、歌の題材にもなっています。また、展示室には、バルコニーに出られる「絶景の扉」もあり、扉を開けて外に出てみると、大森浜の砂浜の様子やさざなみの音、潮風を感じることができます。さらに遠くには、啄木一族の墓がある住吉町、立待岬周辺や函館山全景なども見渡せます。館内見学の後にゆっくりとバルコニーに出てみると、啄木が函館をこよなく愛した理由が伝わってくることと思います。
函館にはこのほか、函館市文学館や函館市中央図書館など、石川啄木に関する資料が充実した施設があります。場所は離れていますが、あわせて見てまわると、より立体的に啄木と函館のことが理解できると思います。
クレジットカードは、土産品のみ利用できます。
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雨や雪でも楽しめる
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無料駐車場
詳細情報
住所 | 函館市日乃出町25-4 |
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アクセス情報 |
「啄木小公園」バス停 下車 徒歩1分 |
問合せ先 | 土方・啄木浪漫館 |
電話番号 | 0138-56-2801 |
利用時間 |
9:00~18:00(最終入館17:00) |
休日 |
12月31日、1月1日 |
利用料金 |
大人800円 中高生600円 小学生500円(団体割引あり) |
駐車場 |
無料駐車場あり(乗用車6台+バス2台) |
関連リンク |
土方・啄木浪漫館 |