日本基督教団 函館千歳教会
「日本基督教団 函館千歳教会」は、函館(当時は箱館)からアメリカへ脱国した新島襄の信仰と志を受け継ぎ、設立された教会です。1901(明治34)年、日本組合基督教会函館教会として曙町(現在の元町)に設立されましたが、函館大火などで教会堂の移転を余儀なくされ、1937(昭和12)年に「新島先生脱国記念会堂」として千歳町に再建。その後、日本基督教団函館千歳教会と改称し、終戦後に現在地に教会堂を建てました。現在の教会堂は1985(昭和60)年に建てられたものです。
こちらの教会には、新島が函館から脱国し、寄港地・上海で断髪した際の頭髪があります。1937(昭和12)年、教会堂再建にあたって、同志社教会牧師堀貞一氏より寄贈されたもので。遺髪とともに送られた手紙には「先生が愛国の精神に燃えて脱國されたる至誠が、多くの人々に永く良き教訓と相成る事を祈る」とあり、今も大切に保管されています。
教会堂の中に入ると、教会創立100周年を記念して設置されたパイプオルガンがあります。こちらはバッハ時代の北ドイツのオルガンを再現し、日本人の手によって製作されたもので、道南産の楢材やドイツ製のパイプを使用しています。
なお、教会内や遺髪の見学を希望される際には、事前に電話で連絡をしてからお出かけください。
カテゴリー
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教会・修道院
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異国情緒、教会・修道院
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市電から徒歩5分以内
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無料駐車場
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車イス対応トイレ
詳細情報
住所 | 函館市松陰町9-6 |
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アクセス情報 |
市電 「杉並町」電停 下車 徒歩5分 |
電話番号 | 0138-51-9573 |
利用時間 |
9:00~19:00(案内が必要な場合は、要事前連絡) |
駐車場 |
無料駐車場あり(3台) |
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