船魂神社
船魂神社は、市電末広町電停から日和(ひより)坂を上がりきったところ、函館山のふもと・元町にある神社です。
社記によると、1135(保延元)年、良忍という高僧が観音堂を建てたのが始まりであり、北海道最古の神社ともいわれています。明治の大火で社殿が焼失した後、1932(昭和7)年に現在地に本殿が築かれました。現在の建物は、1962(昭和37)年に改築されたものです。2018(平成30)年には、屋根の銅板葺き替えなど、大規模な改修工事が行われました。
祭神は、潮流の神「塩土老翁神(しおつちのおじのかみ)」、海をつかさどる神「大綿津見神(おおわたつみのかみ)」、八方除、厄除、病気平癒の神「須佐之男神(すさのおのかみ)」。漁業や船舶の関係者や、受験生、就職活動中の学生などが参拝に訪れます。社務所では、船の舵の絵が織り込まれたお守り「舵守(700円)」があり、海上航路、道路交通、そして進路を守護する御祭神のご利益があるといわれます。
また、こちらの神社は「義経伝説」でも知られています。鎌倉時代始めの1190年、源義経一行が津軽から渡航したとき、遭難しそうになったところを船魂明神の加護で無事上陸したという言い伝えがあり、わき水を探していたところに童子の神が現れ、指を差した方向を見るとコンコンと水が湧き出ていたとのこと。神社の境内には、童子が現れた岩「童子岩」があります。
神社近くには元町公園や旧函館区公会堂などの観光名所や、古建築を利用した函館さくら屋、茶房 菊泉などもありますので、お参りしてから元町散策を楽しんではいかがでしょうか。
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詳細情報
住所 | 函館市元町7-2 |
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アクセス情報 |
市電 「末広町」電停 下車 徒歩7分 |
電話番号 | 0138-23-2306 |
駐車場 |
なし |