木古内町郷土資料館(いかりん館)
北海道新幹線の北海道側の玄関口となる「木古内駅」がある木古内町の歴史を学べるスポット。サラキ岬沖に沈没した幕末の軍艦「咸臨丸」のものと見られるイカリを展示。
函館からJR特急で約40分、車なら約1時間のところにある木古内町。JR木古内駅は、2016年3月開業予定の北海道新幹線で、北海道最初の駅となります。その木古内町の郷土資料館「いかりん館」が2015年3月にオープン。北海道新幹線や、高規格道路の建設工事などによって続々と見つかっている遺跡や資料を展示する場として誕生したということで、2011年に廃校となった小学校校舎を利用して作られました。入り口を入ってすぐのスペースに展示されている大きなイカリと、天窓が備わった明るく開放的な雰囲気が印象的です。
イカリは今までの調査で、木古内町のサラキ岬沖で座礁・沈没した幕末の軍艦「咸臨丸(かんりんまる)」のものである可能性が高く、資料館のシンボル的存在。その咸臨丸の運命は非常にドラマチックで、日米修好通商条約批准の際に、勝海舟、ジョン万次郎、福沢諭吉など歴史に名を残す人物たちを乗せて太平洋横断の偉業を成し遂げ、海軍の練習艦としても活躍しましたが、明治維新後は輸送船に。1871年に仙台から小樽へ向かう途中、木古内のサラキ岬沖で座礁・沈没しました。3歳~80歳代まで401名が乗船していたにもかかわらず、この事故では全員が地元の人たちの尽力で命を救われたといいます。しかし、座礁の原因や乗員乗客全員の救出の経緯などはよくわかっておらず、謎の多い事故であったそうです。事故の原因を探る複数の仮説も展示されています。
インパクトが大きいイカリの展示とその歴史ですが、いかりん館の魅力は「大むかしの木古内」「マチの歴史と発展」「木古内の産業」「人々の生活と文化」の4つに分かれた部屋にさらに広がります。この鶴岡地区は、明治時代に山形県鶴岡市から旧庄内藩士族たちが移住した土地で、移住者たちが使った開墾のための農具や、漁師の道具、縄文時代の土器や石器、明治時代~昭和時代前半に地元の人たちが利用していた古民具などが展示されています。教室1つ分というコンパクトな各部屋に並ぶ展示物と、わかりやすい説明書きで、木古内の歴史や魅力が学べます。
また、2016年にオープンした鉄道資料室は、国鉄時代からの制服類や駅事務室で使用されていた多種多様な品々のほか、記念切符、広告旗や廃線となったJR江差線の資料など約1200点ほどを展示しています。さらに、制服などを身につけて記念写真を撮影したり、硬券切符を駅で使われていたハサミで切ったり、日付スタンプを押すなど色々な体験を楽しむことができます。
また、2016年にオープンした鉄道資料室は、国鉄時代からの制服類や駅事務室で使用されていた多種多様な品々のほか、記念切符、広告旗や廃線となったJR江差線の資料など約1200点ほどを展示しています。さらに、制服などを身につけて記念写真を撮影したり、硬券切符を駅で使われていたハサミで切ったり、日付スタンプを押すなど色々な体験を楽しむことができます。
カテゴリー
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無料駐車場
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車イス対応トイレ
詳細情報
住所 | 北海道上磯郡木古内町鶴岡74-1 |
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アクセス情報 |
JR 「木古内」駅 下車 車で5~6分、または徒歩20~30分 |
電話番号 | 01392-2-4366 |
利用時間 |
9:00~16:00 |
休日 |
毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、年末年始 |
利用料金 |
無料 |
駐車場 |
無料駐車場あり(30台) |