山田農場

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自分たちで山を開墾するところから始め、山羊と羊を飼い、チーズを手作りしている山田農場。季節によって味わいが変わるというガロのチーズは、まさに自然の恵み。

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山田農場は、大沼公園から城岱展望台へと向かう山道の入口付近にあります。道沿いの右手に山羊の描かれた看板があるので、見過ごさないように。看板に従って右折、砂利道を進むと、駐車スペースがあります。緑の牧草に包まれた斜面と、農場を営む山田さん一家の自宅、チーズ工房。のんびりと草を食みながら、山をのぼっていく山羊と羊たち。牧歌のような風景です。
  
山田農場のチーズは、どれも山羊乳で作られています。生乳(殺菌をしないミルク)を使用し、この土地由来の自然な乳酸菌や酵母を利用。できるだけエネルギーを使わないことで、この土地の環境条件に合わせた製造方法と熟成を実現しています。メインのチーズは、フレッシュ(850円/130g)、ガロ(2週間ほどの熟成。850円/80g)。そのほか、季節それぞれで数種類プラスになります。

ガロとは、古いアイヌ語で「谷間の岩がごろごろしているところ」という意味だそうで、この地域の人たちは、昔からこの地域を「ガロ」と呼んでいることから名づけられました。「乳量の多い夏はチーズの種類がいちばん豊富で5種類ほど。季節によって、チーズの味も変わります。春のチーズは、味も香りもあっさりと穏やか。秋は濃厚で、ナッツのような風味に。山羊は牧草だけでなく野草や落ちている栗や落ち葉も食べるので、それが乳に反映されるのです」と、山田あゆみさん。販売所ではほかに、ジャム、醤油やみりんなどの調味料、チーズにぴったりのナチュラルワイン・自然酒、蜂蜜も売っています。

北海道の中央あたり、十勝の共働学舎新得農場で働いていた山田さん夫婦は、自分たちの農場を持とうと考えたとき、「暖かくて、植生が豊かで、長く放牧のできる場所で」と、函館近郊を選びました。現在農場に暮らしているのは、山羊40頭と羊2頭。冬は妊娠期間に入り、母体と胎児のために搾乳をお休みします。山田農場のチーズ作りは、季節のサイクルに則ったとても自然なものです。
 
訪れる際は、農作業で不在の場合やチーズの在庫がない場合もあるので、必ず事前連絡を。

カテゴリー

  • 函館近郊・大沼
  • 食料品店

詳細情報

住所 北海道亀田郡七飯町上軍川900-1
アクセス情報

JR大沼公園駅から車で約13分

電話番号 0138-67-2133
利用時間

10:00~16:00(平日は要予約)

休日

平日は不定休、土日祝はほぼ営業。1~3月まで冬期休業

駐車場

あり(2台)

関連リンク 山田農場 チーズ工房
Facebook 山田農場 チーズ工房

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