茶房 旧茶屋亭

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大正ロマンただようサロンのような、ゆったりとした時間が流れる茶房。明治末期の建物に、当時の人がハイカラを気取って嗜んでいた飲み物とお菓子を再現したメニューが特徴。

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明治末期に海産商・近藤商会として建てられた店舗と居室をリニューアルさせて、1992年にオープンした旧茶屋亭は、その後伝統的建造物に指定された、函館の典型的な和洋折衷建築物。リニューアルといっても、明治・大正当時を思わせる店内の装飾と調度品を見ると、元々そうであったかのように感じられます。
 
当時を彷彿とさせるものは、店内だけではありません。まるでハイカラな函館の人々が楽しんでいたような飲み物とお菓子を目のあたりにすると、現代の洋服を着ている自分が、時代を間違えて迷い込んだような気持ちになります。実際、「袴を着てお茶を飲みたい」と言ったお客さんもいたそうです。
 
ハイカラといっても、やはり日本人。茶道を嗜む店主が心を込めて作った抹茶には、思わず「はぁ~」と心地よい溜息が出ます。かぼちゃのお汁粉は、上品な程よい甘さで飽きがきません。シャーベットは巨峰の味を凝縮したような美味。
 
そして、今では非常に珍しくなった昔ながらの固めのプリン。近年の滑らかさを出すために失われた深いこくを再現してくれています。写真の白いソースはアングレーズソースというもので、小麦粉を使わず砂糖と牛乳と卵だけで作ったもの。一度食べたお客さんが、このプリンが食べたいがために、セットごと再注文したこともあるそうです。珈琲は3年間熟成した特別な豆を使用。この豆に出会えて、やっと珈琲をメニューに加えたとのことです。
 
飲物セットは、シフォンケーキ、プリン、和菓子から1品を選ぶことができ、シャーベットがついて、抹茶セットは1150円、珈琲セットは1120円。飲み物は単品でも注文することができます。3年間熟成珈琲は665円、抹茶705円、煎茶は765円。セットのお菓子は季節によって変わることもあります。ベイエリアや元町を歩き疲れてゆったりと休息したい時、旧茶屋亭の心のこもったおもてなしと美味しい飲み物は、心までも癒してくれるはずです。

カテゴリー

  • ベイエリア
  • 歴史的建造物(一般入場可)
  • カフェ
  • 明治・大正の建物
  • ランチタイムに営業
  • 市電から徒歩5分以内
  • 英語メニュー

詳細情報

住所 函館市末広町14-28
アクセス情報

市電 「十字街」電停 下車 徒歩2分

電話番号 0138-22-4418
利用時間

11:30~17:00

休日

木曜日

駐車場

無料駐車場あり(4~5台)

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