函館の海を満喫! 絶景「海辺カフェ」
函館というと、レトロな洋館や古い街並みなどのイメージが強いと思いますが、地図を見ると、周囲を海に囲まれた「半島」の街だということがわかります。街を歩けば通りの向うに、坂を上れば振り向いた先に、もちろん函館山からも、周囲に海が見渡せます。
函館でゆったりとした時間を過ごしたいなら、ぜひ広々とした海を眺めて大きく深呼吸してみてください。そんなときにぜひ立ち寄ってほしいのが、海に面して建つ絶景の「海辺カフェ」。地元市民のなかにもファンの多い、とっておきのお店をご紹介しましょう。
(解放感抜群のテラスルーム/ カフェテリア モーリエ )
◆海、カモメ、船、潮風......。大きな窓いっぱいに、開放的な風景が広がるカフェ
函館から見る海のイメージで一番ポピュラーなのは、ベイエリアの風景。クルーズ船やヨット、青函連絡船記念館の摩周丸などが港に賑わいを添えます。そのほかにも、外人墓地方面からは大きな弧を描く函館湾、立待岬方面からは青森県に続く津軽海峡を望むことができて、それぞれに違う表情の海が広がっています。
(テラスからベイエリアに直結/ 海のダイニングshirokuma ※2021年9月閉店)
そして、各エリアにたたずむ、海を眺めるためにあるかのようなカフェ。いずれも海に面した大きな窓があり、店の中まですっぽりと海の空気に包まれています。目の前を横切るカモメ、鼻をくすぐる潮の香り、行き交う船、太陽の光や雲......。初めて足を踏み入れたときには、その解放感に肩の力が抜けていくのを感じ、店を出たら、またすぐにその店を訪れたくなるから不思議です。
(開け放した窓から函館湾を一望/ ティーショップ夕日 )
(波の打ち寄せる津軽海峡が目の前/ cafe 海と硝子 )
(大きな窓ガラスから津軽海峡を望む。テラス席もあり/ CASANOVA )
(様々な船が行き交う海は、イルカの群れが横切ったり大きな虹がかかることも/ カフェテリア モーリエ )
(函館港に係留される船内から、港と函館山が一望できる/ 青函連絡船記念館摩周丸内 喫茶ニューサロン海峡 )
(港に面した窓側の席〈喫煙席のみ〉からは緑の島などが見え、開放的なロケーション/ ラッキーピエロ マリーナ末広店 )
◆函館の夕日はダイナミック。海を染める夕焼けに出合えたらラッキー
日中の青い海、青い空も爽快感がありますが、夕暮れどきの海も、一度見たら忘れられない思い出になるはず。海に囲まれた函館は、きれいな夕焼けを見られることが多いといわれています。
(しばし言葉をなくす夕焼けタイム/ カフェテリア モーリエ )
特に、西向きに海がある入舟町・穴澗(あなま)の海岸は、知る人ぞ知る夕日の名所。「カフェテリア モーリエ」「ティーショップ夕日」からは、しばしば、真っ赤な夕日が沈んでいくのを見ることができます。あたりを染める夕焼けの色も感動的。
(あたりの空気まで夕焼け色/ ティーショップ夕日 )
また不思議なことに、北向きや東向きの海も夕映えに染まることも。海辺のカフェは、夕焼けのビュースポットでもあります。
(東の雲も夕焼け色に染まる/ カフェ ラミネール )
◆函館を海の向こうから眺める絶景カフェ
函館の街歩きの途中で立ち寄る市内の海辺カフェのほかに、地元市民お気に入りの絶景カフェが、お隣の北斗市にあります。函館からは、ちょうど函館湾をはさんだ対岸の建物です。「coffee room FLOAT」は、波の音やカモメの鳴き声が聞こえる海沿いの喫茶店。落ち着いた雰囲気の店内に座って窓の外を眺めていると、時間がゆったりと流れます。
(ダークブラウン調の店内に海と空の青が映える/ caffe room FLOAT )
「ウエストコースト」は、大きな4連窓から、ワイドな海の風景がど~んと目に入ってくる店内。函館山とそれに連なる市街地が、海に浮かんでいるかのような様子を「真横」から眺められます。また、反対側には遠くに駒ケ岳まで望めることも。
(前も横も海・海・海/ ウエストコースト )
◆ご紹介した「海辺カフェ」マップ
(店名をクリックすると、はこぶらの詳細記事へ)
カフェテリア モーリエ
外国人墓地の一角、崖の上に建つ
ティーショップ夕日
函館湾を見渡す丘の、古い洋館
カフェ ラミネール
前面のガラスから津軽海峡を一望
cafe 海と硝子
立待岬近くの、海辺のコテージ風
CASANOVA
大きな窓から大森浜と津軽海峡を望む
ラッキーピエロ マリーナ末広店
函館港に面した窓側が特等席
喫茶ニューサロン海峡
港に浮かぶ連絡船内の喫茶コーナー
coffee room FLOAT
函館湾の対岸から函館山を望む
ウエスト コースト
函館湾の「西海岸」にある隠れ家カフェ
2012/7/20公開