函館どつくで、迫力の進水式を体験
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イベント
函館観光といえば夜景、教会のある元町散策、朝市などが定番ですが、少し変わった楽しみをご紹介しましょう。函館をモデルにした映画「海炭市叙景」の冒頭にも迫力の映像が使われた、函館どつくの「進水式」。船が初めて海に浮かぶ誕生の瞬間を祝う儀式です。函館ならではの風景のひとつといえる、華やかで迫力あるセレモニーが一般公開されていて、誰でも見学することができます。
◆函館どつくの海に面した船台に、巨大な貨物船がスタンバイ
函館どつく株式会社は、120年を超える歴史を持つ函館の代表的な企業です。現在建造されているのは、HIGH BULK34Eと名づけられた函館どつくオリジナルの3万4千トンのばら積貨物船。燃費性能の向上、かつ環境にやさしいエコシップがコンセプトになっています。函館どつくでは年間6隻のペースで新造船の建造が行われており、進水式は誰でも見学することができます。
進水式の日は、入口で守衛さんに見学に訪れた旨を伝えると構内への立ち入りを許可され、係員の指示に従って奥に向かいます。会場に着くと、突如巨大な船体が出現。階段が続いている垂れ幕上のスペースは来賓用のもので、一般の見学者は船の横の通路側からの見学となります。間近で見る船体は、圧倒されるほどの大きさです。
◆くす玉が割れて、紙テープをなびかせながら迫力の門出
式典が始まると、進水式の前に命名式が行われ、オーナーより船名が発表されると同時に覆っていた幕が落とされます。
その後、安全確認が行われると、オーナーの手により綱が断たれます。
綱の先にはシャンパンがつながっていて、綱が切れると船体に当たって割れます。
同時にくす玉が割れ、鳩が飛び立ち、風船が舞います。
軍艦マーチとサイレンが流れる中、船は無数の紙テープをなびかせながら、轟音とともに海へと滑り降りていきます。船台から海へと移動する時間はほんの1分ほどで、本当に一瞬の出来事のように感じられます。函館どつくでは珍しい滑走(ボール)式進水方式を採用しており、間近で見る船の進水は迫力満点! その模様を、動画でもお楽しみください。
次回の進水式などの詳細情報は、函館どつくホームページ進水式情報でご確認ください。