函館 漁船クルーズ
地元漁師の案内で、函館山の裏側の穴場スポットを漁船で見てまわる50分間のクルーズ。地元の人々にもあまり知られていない、海から切り立った函館山の荒々しい姿は壮観。
函館山というと、山頂からの夜景や、市街地側からのなだらかな姿を思い浮かべる方が多いかもしれません。その函館山の裏側の表情を眺め、地元の漁師さんの案内で漁船に乗って50分間で往復します。
担当は「長良丸」の船長、ベテラン漁師の福井さん。函館山ふもとの外国人墓地や、美しい夕日で知られる穴澗海岸を左手に眺め、さわやかな潮風を受けながら進んでいくと、洞窟の入り口が現れます。洞窟は太古の噴火活動でできたものと考えられ、中には「穴澗大明神」が祀られているそう。周辺の岩壁には人が通れるほどの幅の道ができており、洞窟前には吊り橋があった跡、崖沿いには手作業で掘られたというトンネルも。穴澗海岸の先には、明治時代に富山県から入植してきた人々による寒川という集落があり、これらは函館山を挟んだ地域との行き来や、通学にも使われていたそうです。危険な場所を通らずには暮らせなかった人々の歴史が、目の前に残っています。
南端の大鼻岬まで、荒々しい岩肌が作り出す独特の眺めや、そこに潤いを与えている緑や花とのコントラストを楽しみながら進みます。函館山をこんなに間近に見上げることは、陸側からはできません。湯の川方面、立待岬、大鼻岬が重なって見える景色、空気が澄んでいるとはっきりと見える、津軽半島と下北半島の間の青森湾の入り口、そして松前町の白神岬。函館湾を往来する船も、陸地から見るのとはまた違ってドラマチックです。
海の町・函館の発展を支えてきた函館漁港から、漁船で小さな旅に出る心躍る体験。漁師さんの説明のほかにも、山や海を見ていて感じたことがあったら、気軽に質問してみましょう。函館の海やその周辺の様々な表情を知り尽くした漁師さんが、温かい語り口で解説してくれます。
受け入れは4~9月で、2名以上で出航(要予約)。保護者同伴で小学校高学年以上から乗船できます。予約は前日の昼の12時までに。出航は天気や波の状況によりますので、まずは催行実施する「体験予約・はことれ」に問い合わせてください。
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船
詳細情報
住所 | 函館市入舟町17-7近くの埠頭(函館漁港) |
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アクセス情報 |
市電 函館どつく前 下車 徒歩8分 |
問合せ先 | 体験予約・はことれ |
電話番号 | 0138-26-0300 |
利用時間 |
9:00~16:00(応相談) |
休日 |
11~3月(天候次第で可能な時期もあり。要相談) |
利用料金 |
最少催行人数2名。2名利用は1名につき3500円、3名利用は1名につき3000円、4名以上利用は1名につき2500円 |
駐車場 |
無料駐車場あり(船長の案内に従って漁港周辺に無料駐車可能) |
関連リンク |
体験予約・はことれ |