称名寺
1644年創建、1881(明治14)年に現在地に移る。開港当初は英仏の仮領事館が置かれるなど、頻繁に歴史に登場する。境内には新選組副長・土方歳三の供養碑や著名人の墓も多数。
1644(正保元)年に伊勢の国から渡来した僧の円龍が、亀田村(現在の市内八幡町付近)に阿弥陀庵を開いたのが始まり。1655(明暦元)年に阿弥陀堂と称し、1690(元禄3)年に松前町にある浄土宗光善寺の末寺として、寺号を称名寺と公称しました。1708(宝永5)年に富岡町(現在の弥生町)へ移転、建立した本堂が1879(明治12)年の大火で焼失したことで、1881(明治14)年に現在地に移転。1896(明治29)年、1907(明治40)年と相次いで大火に遭い、1922(大正11)年に再建された本堂は、1929(昭和4)年に現在の鉄筋コンクリート造りとなりました。
市内においては高龍寺(船見町21)に次ぐ歴史の深さ。史書をめくるとさまざまな場面で登場します。箱館奉行交代の際には仮本陣、開港当初はイギリスやフランスの仮領事館、箱館戦争時には新選組残党の屯所が置かれたのです。
それを物語るように、境内には偉人の墓碑がずらり。初代箱館館主・河野政通の供養碑、新選組副長・土方歳三とその隊士の供養碑、豪商・高田屋嘉兵衛の顕彰碑をはじめ、国内初の気象観測所を開設した福士成豊、日魯漁業創設者の堤清六、日本球界の至宝として知られる久慈次郎などの墓も並びます。
このほか、宝物(ほうもつ)室には、北海道内最古の板碑で道指定有形文化財の「貞治の碑」、函館山七福神のひとつ「毘沙門天」、市指定有形文化財の「円空仏」などを展示。無料で見学できるので、興味のある方は寺務所にお立ち寄りを。初夏には境内のアジサイの花も見ものです。
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英語看板
詳細情報
住所 | 函館市船見町18-14 |
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アクセス情報 |
「称名寺通」バス停 下車 徒歩1分 |
電話番号 | 0138-23-0574 |
利用時間 |
9:00~16:00 |
休日 |
無し |
利用料金 |
無料 |
駐車場 |
無料駐車場あり(30台) |