亀井勝一郎文学碑
函館が誇る偉人のひとり、文芸評論家・亀井勝一郎の功績を称える記念碑は、あさり坂と函館公園通などの交わる三叉路にあります。政財界の有志が呼びかけ、1969(昭和44)年に建立。用いられた日高産の名石には、勝一郎の自筆による寸言が刻まれています。
「人生邂逅(かいこう)し開眼(かいげん)し瞑目す」
人生は多くの出会いを通じ、見えないものに気づかされ、そして終わっていくもの……という意味だそうです。
碑が建つ場所は、勝一郎が少年期に海水浴をするため、元町の自宅から立待岬へ向かう際に通った道の付近といわれています。勝一郎にとって谷地頭は、随筆集「函館八景」で「谷地頭の満月」として取り上げたほどで、お気に入りのスポットだったに違いありません。その中で、谷地頭を八景の中でも一番の絶景と称賛し、イカ釣り船が放つ漁火の美しさを称えています。そして、「この岬の上はおそらくランデブーの場所として日本一かもしれない」と締めくくっています。
関連記事
カテゴリー
-
元町・函館山
-
史跡・碑(市内)
-
ゆかりの人
-
歴史好きに
-
市電から徒歩5分以内
-
英語看板
詳細情報
住所 | 函館市青柳町25 |
---|---|
アクセス情報 |
市電 「宝来町」電停 下車 徒歩5分 |
問合せ先 | 函館市観光案内所 |
電話番号 | 0138-23-5440 |
駐車場 |
周辺に有料駐車場あり |