船見坂
現在は旧西中学校に突き当たる坂ですが、元はさらに1本上の通りに建つ称名寺に通じていたため、称名寺の坂と呼ばれていました。さらにそれ以前は、坂下にあった店蔵から「麹(こうじ)屋の坂」、また、急勾配だったために「地獄坂」と呼ばれたこともあります。
1873(明治6)年に「船見町」の町名が誕生したのを機に、坂名は「船見坂」となり、1879(明治12)年の大火後に行われた区画整理では、元々は上半分だけだった坂が、下から上まで真っすぐになりました。現在の長さになったのは、中学校のできた戦後のことです。
電車通りからしばらくは、平坦な道が続きます。大黒通からなだらかな傾斜を進むこと約140メートル、すでに坂全体の半分ちょっとを過ぎたところです。左手に見えるのが、外壁にピンク色を取り入れたレトロな洋風建築の旧大正湯。その向かいには、明治時代建造の蔵を改装した、落ち着いた雰囲気でおしゃれなランチを楽しめる蕎麦蔵が。数ある坂のうちでも、有数の素朴さです。
坂上へはあっという間に到着。港内を行き交う船は建物の間から瞬間的にしか見えないため、町名通りとはいきませんが、函館どつくでの造船作業に使われているクレー ンの姿は、港町ならではの光景です。
カテゴリー
-
元町・函館山
-
坂
-
街歩き
-
眺望がいい
-
坂
-
市電から徒歩5分以内
-
英語看板
詳細情報
住所 | 函館船見町 |
---|---|
アクセス情報 |
市電 「函館どつく前」電停 下車 徒歩5分 |
問合せ先 | 函館市観光案内所 |
電話番号 | 0138-23-5440 |
駐車場 |
なし |