天然酵母パン tombolo
「ハード系パンならこの店」と地元でも評判の「天然酵母パン tombolo」。元町カトリック教会を少し下ったところに建つ自宅兼店舗は、1921年(大正10年)建築の和洋折衷様式で、函館市伝統的建造物に指定されています。黄色い外観の美しさもさることながら、木のぬくもりが随所に感じられる店内は心地よく、初めての来店でも、どこか懐かしい気持ちにさせられます。
定番のパンは6種類あり、一番人気は「いちじくとくるみのパン(1g 2.5円)」。豊かな香りとほのかな甘みが口の中いっぱいに広がります。パンは全て量り売りです。自家製酵母、国産小麦、塩、水だけを使用して作ったシンプルなパンは、日持ちするのも魅力。パンの保存方法や、おいしい食べ方のアドバイスも随時行っています。
若きオーナー苧坂淳(うさか じゅん)さんは、「天然酵母パンの草分け」として知られる東京の「ルヴァン」で技術を身につけた本格派。陶芸家である父、恒治(こうじ)さんのギャラリー「Studio Oval」を改築し、2010年6月に店をオープンしました。「tombolo」とは英語、フランス語で「陸繋砂州(りくけいさす)」を意味し、小島(函館山)と陸地とが繋がって生まれた函館の地形を指しています。また「膨らむ」という意味あいで使われることもあるそうで、函館で念願の店を持った、苧坂さんのパン作りにかける思いが店名に込められています。
カフェのドリンクはコーヒーのみ。テイクアウト可。使われる器はすべて恒治さんの作品。ひとつひとつ丁寧に描かれる「赤絵」と呼ばれる繊細な絵付けが見事です。作品は店内で展示、販売のほか、壺などの大型作品は恒治さんの自宅兼ギャラリー(船見町7-22)で展示、販売中とのことです。
カテゴリー
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元町・函館山
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パン屋
詳細情報
住所 | 函館市元町30-6 |
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アクセス情報 |
市電 「十字街」電停 下車 徒歩10分 |
電話番号 | 0138-27-7780 |
利用時間 |
11:00~17:00(パンがなくなり次第販売終了) |
休日 |
月~水曜日、年末年始(12月31日、1月1日)、GW、お盆の振替休日をとる場合あり |
駐車場 |
なし |
関連リンク |
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